2015年12月16日
高橋克彦著 『石の記憶』
高橋克彦の記憶シリーズ(『緋い記憶』『前世の記憶』『蒼い記憶』)のファンなので買ってみたのだが、どうも違うようだ。
オリジナル短編集にこれまで未収録の伝奇・ホラー9篇を集めた本ということで、その中の1篇が原題「日本繚乱」を改題して表題の「石の記憶」となっているだけ。記憶シリーズの第4作ではない。
どうも、そのあたり商売として納得できないものを感じるのだが、内容は面白い。「石の記憶」の舞台となった秋田県は父の出身地でもあり、一度また行ってみたいと思った。
2015年12月10日、文春文庫、710円。
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