六花書林(りっかしょりん)が創業10周年を迎えた。
その記念冊子に、私もお祝いの文章を書かせていただいた。
これまで、評論集『短歌は記憶する』(2010年)、評伝『高安国世の手紙』(2013年)、歌集『午前3時を過ぎて』(2014年)と、3冊の本をこの六花書林から刊行している。
このうち『高安国世の手紙』は、最初別の出版社に見積りを取ったところ、驚くほど高くて出版を諦めかけていたもの。六花書林のお蔭で3年間の連載を一冊にまとめることができた。
大辻隆弘著『近代短歌の範型』、『高瀬一誌全歌集』など、最近も注目すべき本を次々と出している。ますますのご発展を。