2015年10月16日

岡本信明・川田洋之助著 『金魚』


日本の伝統文化を伝える「ジャパノロジー・コレクション」シリーズの1冊。
先日、大和郡山へ行って金魚田や金魚資料館を見て来たので、その関連で。

豊富なカラー写真を載せ、「金魚物語」「金魚の基礎知識」「金魚の粋」「金魚水族館」「金魚と暮らす」の5章にわたって、金魚の魅力を多面的に描き出している。

「朱文金」「コメット」「三色琉金」「東錦」「らんちゅう」「頂天眼」など、様々な品種があり、眺めているだけでも楽しい。長年にわたって品種改良とその維持を続けてきた人々の努力に感嘆するとともに、自然界では生きられそうもない畸形を生み出し珍重することに対するちょっとした怖さも感じた。

2015年7月25日、角川ソフィア文庫、920円。

posted by 松村正直 at 08:06| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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