2015年06月21日

肉食研究会著 『うまい肉の科学』


監修:成瀬宇平。
副題は「牛・豚・鶏・羊・猪・鹿・馬まで肉好きなら読まずにはいられない!」。

牛肉、豚肉、鶏肉の品種や部位、調理法などを写真入りで詳しく解説した本。他にも、羊、馬、猪、鹿、ガチョウ、ハト、カモなどの肉についての記述もある。

最近、肉というものに興味を持っているのだが、知れば知るほど奥深い世界である。この本で知った雑学的なことをいくつか。

(肉の格付けは歩留級数ABCと肉質等級54321の組み合わせになっていて)歩留級数は肉の質には直接的な関係がない。
日本では「ビフテキ」ともいうが、これはフランス語の「bifteck」(ビフティック)からきている。
大型にしたものをロースター(roaster:蒸し焼き)、中型のものをフライヤー(fryer:揚げ)、小型のものをブロイラー(broiler:炙り焼き)と、それぞれ調理に適した分類で分けていた。

他にも、フランクフルトソーセージは豚ひき肉を「豚の腸」に詰めるのに対して、ウインナーソーセージは「羊の腸」に詰めることとか、なるほど!という話が満載であった。

2012年9月25日、サイエンス・アイ新書、952円。

posted by 松村正直 at 09:29| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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