副題は「パタゴニアの彼方へ」。
南米パタゴニアに聳え立つ氷の塔のような「セロト―レ」(3102m)。
この山にフリークライミングによる登頂を目指すデビッド・ラマの3度にわたる挑戦を描いたドキュメンタリーである。
断崖絶壁を登っていくシーンには圧倒的な迫力があるし、麓の村やベースキャンプでデビッド・ラマが見せる表情も愛嬌があって良い。フリークライミングの技術にも素晴らしいものがある。
けれども、山登りについて書かれた本などに比べて、それほど心には残らなかった。ヘリコプターを使っての撮影や、別ルートから登ったクルーによる至近距離からの撮影など、ある意味では舞台裏の様子も映されるので、それが感情移入を妨げてしまうのかもしれない。
MOVIX京都、103分。
2014年09月14日
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