サハリンの観光ガイド本。
ユジノサハリンスク、コルサコフ、ホルムスクなど主要都市のほか、全長1270キロに及ぶサハリンの鉄道について、写真入りで詳細な案内を載せている。その他に、宮脇俊三らによる座談会「サハリン旅行の魅力を語る」も収録。サハリンの魅力と旅行の方法がよくわかる内容となっている。
戦後長らく外国人立入禁止区域に指定されていたサハリンは、1989年に初めて旅行が可能となり、1995年には稚内とコルサコフを結ぶ定期船が50年ぶりに復活した。この本の出版はその当時のものである。
まさにサハリンは日本から大変近い“隣国”として、今再び私たちの前に迫ってきた。
といった言葉が随所に見られるのだが、その後のサハリン観光はそれほど広がりを見せていないように感じる。ガイドブックもツアーも少なく、サハリン旅行の話を聞くこともほとんどない。
ぜひ、一度、サハリンに行ってみたい。一度と言わず、二度三度と訪れてみたい。
それが「樺太を訪れた歌人たち」を連載している私の願いである。
来年の夏には、何とか実現したい。
1995年4月1日、JTBキャンブックス、1553円。
もしかしたらすでに読まれたかもしれませんが。
http://togetter.com/li/713972
追伸:お誕生日おめでとうございました!