2014年08月15日

小林朋道著 『先生、モモンガの風呂に入ってください!』


副題は「[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学」。
シリーズ第6弾。

登場する生き物は、キクガシラコウモリ、セグロアシナガバチ、イワガ二、ウミウシ、イソギンチャク、イトマキヒトデ、タコ、スナガニ、ヒキガエル、アカハライモリ、ニホンモモンガ、シジュウカラなど。

著者の生き物好きは、次のような文章からもよくわかる。

この潮だまりのイソギンチャクたちは、生態学的には一つの個体群であり(一つの村のようなもの)、私は、この光景を見るたびに、この村の住人一人ひとりの戸籍台帳をつくりたいという衝動にかられる。

世の中には、こういう人もいるのである。
その生き物好きが高じて、著者はついに自分のフィールドである鳥取県智頭町芦津の森を「モモンガの森」と名付けて、環境保全と地域の活性化を目指す「芦津モモンガプロジェクト」をスタートさせる。
http://dem2.kankyo-u.ac.jp/momongaoutline.html

何だかとっても楽しそうだ。

2012年3月20日、築地書館、1600円。

posted by 松村正直 at 08:25| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。