監督:大林宣彦
出演:松雪泰子、高島政宏、原田夏希、猪俣南ほか
副題は「長岡花火物語」。
2012年公開の映画だが、新作「野のなななのか」の上映に合わせて、元・立誠小学校の教室を使った立誠シネマで上映されている。
1945年の長岡空襲、2004年の中越地震を経験した長岡市を舞台に、その歴史と復興の姿を描いた作品。東日本大震災からの復興や平和を考えるメッセージが強く打ち出されており、好き嫌いが分かれるかもしれない。
「歴史的事実を革新的なドキュメンタリィ・タッチの劇映画として綴る」とチラシに書かれているように、現在と過去、高校生の演じる舞台劇の場面などが次々と切り替わり、重層的な奥行きを生み出している。大林監督健在といった感じ。
登場人物が急にカメラに向って喋り始めるところなど、かつて(もう20年以上前)見た『青春デンデケデケデケ』を思い出したりした。
立誠シネマ、160分。
2014年08月03日
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