副題は「[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学」。
シリーズ第5弾。
こういうシリーズものは、だんだんつまらなくなっていくのが普通だが、このシリーズは安定して面白い。今回登場する生き物は、コゲラ、スズメ、クマノミ、ヒトデ、デバスズメダイ、イソギンチャク、フェレット、クサガメ、イシガメ、ヤモリ、ヒメネズミ、フトミミズ、ヨコエビ、アカネズミ、ニホンジカ、ホンドモモンガ、ヒヨドリ、キジ、ヤギなど。
求愛時やカップルの絆の維持強化に、親子の給餌行動が借用されるのは、ニワトリ以外の、多くの鳥や哺乳類でも見られることだ。人間で見られるキスも、親が幼児に、口から口へ食べ物を与える行動に由来する、と考える研究者もいる。
人間の行動もこんなふうに説明されると、実に面白い。
あれこれ想像が広がっていく。
2011年4月1日、築地書館、1600円。


