2014年05月30日

飯田辰彦著 『罠猟師一代』


副題は「九州日向の森に息づく伝統芸」。
宮崎にある出版社・鉱脈社が刊行している「みやざき文庫」の一冊。

宮崎県東郷町(現・日向市)に住む罠猟師・林豊に同行し、罠の仕掛けから捕獲、解体、調理に至るすべてを、豊富なカラー写真とともに描きだした一冊。3か月にわたる狩猟シーズンを密着して取材した成果が十分に表れている。

林が足括りの罠で狙うのはシシ(猪)である。時に鹿がかかることもある。

取材という大きな邪魔が入ったにもかかわらず、林はこの狩猟期間中にシシ三十七頭、シカ十八頭という成果を残した。

この数だけを見ても、林の罠猟がいかに優れたものであるかよくわかる。
東郷町と言えば、牧水のふるさと。牧水もこんな山や川とともに育ったのだろう。

2006年3月9日初版、2013年10月7日第7刷、鉱脈社、1400円。


posted by 松村正直 at 07:34| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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