2014年01月14日
岡崎琢磨著 『珈琲店タレーランの事件簿』
京都の喫茶店を舞台にしたミステリ短編集。
設定や内容は『ビブリア古書堂の事件手帖』にかなり似ている。
日常の謎をめぐる話だが、ミステリとしては今ひとつ。いくつか面白かったものもあるが、トリックがわかってしまうものや謎解きが不発なものもある。
それでも「京都が舞台」「日常の謎を解くミステリ」「登場人物の恋の行方」「コーヒーに関する蘊蓄」の合わせ技といった感じで、息抜きとしては十分に楽しかった。3巻目も出たら買ってしまいそう。
2012年8月18日、宝島社文庫、680円。
2013年5月9日、宝島社文庫、680円。
この記事へのコメント
コメントを書く