2013年12月27日

本郷義浩さん

『高安国世の手紙』の中で、1960年代を中心に「塔」で活躍した本郷義武とその遺児である義浩氏ついて書いたことがある。
本郷義浩氏は、現在(二〇一一年)、大阪の毎日放送で「水野真紀の魔法のレストラン」などのテレビ番組のプロデューサーを務めるほか、「あまから手帖」にコラム「Pの細道」を連載するなど、多忙な日々を送っている。

その本郷さんが、先日、本を出したのでご紹介。


高安国世の『新樹』(1976年)には「本郷義武を悼む」という一連がある。
体弱き妹にかまくる父なれば甘ゆる義浩君を見ざりき
こらえいる小さき拳を見たるのみかく早くその父をうしなう

こんな歌を知っているだけに、現在の活躍ぶりを嬉しく思う。

posted by 松村正直 at 11:41| Comment(2) | 高安国世 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本郷義武と言えば、『塔』1968年5月号の『虚像の鳩』論を思い出します。
Posted by 荻原伸 at 2013年12月31日 16:03
本郷さんは高安国世に関する評論をいくつも書いてますが、評論集などにまとまっていないのが残念です。

いつか『高安国世論集成』のような本が作られて、その中に本郷さんの論も入ると良いのですが。
Posted by 松村正直 at 2013年12月31日 20:14
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