2013年08月19日

藤森照信×山口晃著 『日本建築集中講義』


建築史家で建築家でもある藤森照信と画家の山口晃が、日本各地の名建築を訪れて、その感想を語り合うという内容で、山口の漫画付き。月刊「なごみ」2012年1月号〜12月号に連載されたものに加筆、増補してまとめた一冊である。

藤森ファンであり、山口ファンでもあるので、迷わず購入した。世代の違う二人の対談は、時に真剣で、時にユーモアに包まれ、なかなか楽しいものであった。

二人が訪れたのは「法隆寺」「日吉神社」「旧岩崎家住宅」「投入堂」「聴竹居」「待庵」「修学院離宮」「旧閑谷月光」「箱木千年家」「角屋」「松本城」「三溪園」「西本願寺」の13か所。そのうち、5か所が京都の建物である。

これは、版元の淡交社が京都にあるという理由もあろうが、それだけでなく、やはり京都には古い建物がよく残っているということなのだろう。せっかく京都に住んでいるのだから、いろいろと見て回りたい。

2013年8月6日、淡交社、1900円。

posted by 松村正直 at 08:06| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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