2013年08月05日

苦楽園探訪(その3)

海南荘がここにあったことをわずかに偲ばせるものが、この公園の中にある。
それは下村海南自筆の歌碑である。

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歌碑には「眼ざむれば松の下草を刈る鎌の音さやに聞ゆ日和なるらし」という一首が刻まれている。

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歌碑の説明板には「海南は、故郷の和歌山を見はるかす此の地をこよなく愛し、大正10年、この宏大な地に邸宅を構え「海南荘」と称し、約15年間ここに住んだ。その間、佐々木信綱や川田順、九条武子、中村憲吉、土岐善麿など多くの歌人や文化人を招いて、歌会や各種集会を催し、苦楽園に文化の華を咲かせた」と書かれている。


posted by 松村正直 at 01:28| Comment(0) | 高安国世 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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