2013年07月30日

「アララギ」と高安国世

1977年刊行の高安国世『わがリルケ』を調べていて、一つ気が付いたことがある。
巻末の著者略歴に、こう書いてある。
三高、京大教授を経て関学大教授、京大名誉教授。アララギ短歌会会員、「毎日新聞」「読売新聞」歌壇選者、歌誌「塔」主宰、現代歌人集会理事長。

「アララギ短歌会会員」とあるではないか。つまり、この時点でも高安は、まだ「アララギ」の会員であったのだ。

高安がいつまで「アララギ」の会員であったのか、以前調べたことがあるのだが、はっきりとはわからなかった。「アララギ」誌面では1973年7月号の「左千夫短歌合評」に出ているのが最後である。けれども、それで退会したというわけではない。

1977年時点でまだ会員であったということは、1984年に亡くなるまでずっと会員であった可能性も高いということだろう。

posted by 松村正直 at 23:15| Comment(0) | 高安国世 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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