参加者約50名。
前半はパネルディスカッション。司会:荻原裕幸、パネリスト:斉藤斎藤、錦見映理子、松村正直、江村彩。後半は会場発言。鈴木竹志、糸川雅子、小塩卓哉、柴田典昭、三井修ほか。
「われら」という言葉の使い方、専門の中世文学を題材にした歌、「光」や「白」のことなど、いくつか突っ込んだ議論ができたように思う。
花束贈呈や版元のながらみ書房の及川さんの挨拶、作者の佐藤晶さんの挨拶などがあり、17:00前に終了。
その後、近くの「トアプラン」というお店に移動して懇親会。「井泉」の皆さんの行き届いた運営により、最後まで楽しい一日であった。
さくらばな月に照らされ湿疹のくすり塗られた犬とみている
ペットボトルの微少の湖さわだてり海が近づく列車の窓に
水紋の干菓子ならべて昼下がり魚鱗の陣を作りてこわす
風すこし潤うころに思いおり安徳天皇女性説のこと
忘れられた場所のどこかでカルピスに浮かぶ氷がちりちり溶ける