2013年06月18日

桜井進著 『江戸の数学教科書』


江戸時代に日本で独自の発展を遂げた数学、「和算」の歴史と内容をわかりやすくまとめた本。練習問題なども載っているが、数学の本と言うよりは一種の日本文化論となっている。

和算と言うと関孝和くらいしか知らなかったのだが、この本では吉田光由(『塵劫記』の著者)、村松茂清、建部賢弘、松永良弼、山口和、千葉胤秀、安島直円、会田安明、内田五観、福田理軒、高橋積胤といった和算家たちの活躍ぶりが描かれている。

岩手県の一関市は江戸時代後期に和算が盛んな土地であったらしい。
現在も、一関市では和算が「売り物」の一つだ。一関市博物館に行くと、和算コーナーにさまざまな資料が常設展示されている。ここまで和算をクローズアップして紹介している博物館は、おそらくここだけだろう。

ぜひ一度、訪れてみたい。

2009年2月28日発行、集英社インターナショナル、1200円。

posted by 松村正直 at 19:28| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。