他にもこのシリーズでは
108 井澗裕著『サハリンのなかの日本―都市と建築』
137 藤原浩著『宮沢賢治とサハリン 「銀河鉄道」の彼方へ』
169 長縄光男著『ニコライ堂小史 ロシア正教受容150年をたどる』
といった本を読んだことがある。
どれもあまり類書のない内容がコンパクトにまとめられていて、面白く、また役に立つ。こういう本はそれほど売れないのではないかと思うのだが、2000年の創刊以来、既に179点が刊行されていて、出版社の熱意を感じる。
他にも『明治日本とロシアの影』『ボリショイサーカス』『漱石と「露西亜の小説」』『シベリア野鳥紀行』『美味しい中央アジア』など、魅力的なタイトルがいっぱい並んでいる。