2013年03月20日

悲恋塚(その1)

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「短歌往来」に連載中の「樺太を訪れた歌人たち」には、毎回絵葉書などの写真を載せている。文章だけでは伝わりにくい当時の様子を、具体的にイメージする助けになればという考えからである。

こうした戦前の絵葉書は、専門店もあるしオークションなどにも大量に出ているので、珍しい品でなければそれほど高くない。1枚300円〜1000円程度である。絵葉書は今でも観光土産によく売られているが、かつては時事的なニュースを伝えるメディアとしても幅広く流通していた。

さて、今日入手した樺太の絵葉書には文面を書く側にスタンプが押してある。青いスタンプと赤いスタンプの2種類。青の方は「鉄道省 稚内 大泊 連絡船」「砕氷船 亜庭丸 乗船記念」「9.6.11」と船の図柄。昭和9年に樺太を訪れた人が買ったものなのだろう。

posted by 松村正直 at 00:01| Comment(0) | 樺太・千島・アイヌ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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