天保山マーケットプレースの海遊館サテライトギャラリーで開催中の「クジラかるた展」へ。
「かるたでわかるクジラのヒミツ」と題して、鯨に関するかるたがパネル展示されているほか、実際にクジラかるたで遊べるようにもなっている。
このクジラかるたは、和歌山県に住むホエールアーティストあらたひとむさんの制作したもの。あらたさんはクジラをモチーフにしたイラストやグッズ、絵本など、数多くの創作活動をしている。
「は」の札には
鼻の穴
ハクジラひとつ
ヒゲふたつ
とあり、次のような説明がある。
ハクジラはイルカなどを見ればわかるように三日月形の鼻孔が1つで、ヒゲクジラは人間の鼻のような形で鼻孔が2つある。
これを読んで思い出したのが
マッコウは一つでザトウは二つです背にある鯨の鼻孔を知りつ
今井恵子『やわらかに曇る冬の日』
という歌。沖縄でホエールウォッチングをしている場面を詠んだ連作の中の一首だ。
マッコウクジラとザトウクジラの見分け方を教えてもらっているのだが、つまりマッコウクジラはハクジラで、ザトウクジラはヒゲクジラであるということなのだろう。