2013年01月31日

1913年

今年は「塔」を創刊した高安国世の生誕100周年。
高安は1913(大正2)年8月11日生まれ。

高安の友人でありライバルであった「未来」の近藤芳美も、同じ1913年の5月5日生まれ。高安と同年齢ということになる。

他にも、北原白秋の第1歌集『桐の花』がこの年の1月25日の刊行、斎藤茂吉の第1歌集『赤光』も同じく10月15日の刊行だ。

その茂吉の『赤光』(初版)の巻頭に載っているのは「悲報来」10首。師の伊藤左千夫の死を詠んだ一連である。左千夫の死は、この年の7月30日であった。

つまり、今年は伊藤左千夫の没後100年でもあるわけだ。
ちなみに高安の命日も、左千夫と同じ7月30日。(1984年)

posted by 松村正直 at 16:51| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
宮柊二より1つお若かったのですね。まさに同世代ですねえ
Posted by おおまつ。 at 2013年02月02日 23:44
宮柊二は昨年、生誕100周年でしたね。

宮柊二  1912年生まれ
近藤芳美 1913年生まれ
高安国世 1913年生まれ

コスモス 1953年創刊
未来   1951年創刊
塔     1954年創刊

といったことになります。
みんな40歳前後で結社を作られているんですよね。
Posted by 松村正直 at 2013年02月03日 00:30
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