先日の角川短歌賞・俳句賞の後の新年会で、乾杯の挨拶に立った篠弘さんが、詩歌文学館をもっと利用してほしいという話をされていた。
日本現代詩歌文学館 は、明治以降の日本の詩歌(詩、短歌、俳句、川柳など)全般にわたる図書、雑誌、同人誌などを収蔵している文学館。
収蔵点数は、図書・雑誌だけで100万冊以上という膨大なもの。これを利用しない手はない。岩手県の北上市にあるので、現地に足を運ぶのは少し難しいけれど、資料のコピーを郵便や宅配便で送ってくれる。
それだけなら一般の図書館でも同じなのだが、詩歌文学館のすごいのはレファレンスが充実しているところ。問い合わせへの回答や調査の代行を積極的に行ってくれる。例えば〈1987年から1993年の「短歌人」に載った永井陽子さんの作品をすべて読みたい〉というような要望にも、気軽に応じてくれるのだ。
本当に便利だし、ありがたい。
短歌関係の評論を書いたり研究をしたりされる方は、ぜひ一度利用してみて下さい。
「塔」のバックナンバーもほぼすべて揃っています。
2013年01月22日
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