2012年12月10日

中島裕介著 『もしニーチェが短歌を詠んだら』

宗教や芸術(アート)は世界の花である 大地に近いわけではないが
焦らずに松は聞き入り樅(もみ)は待つ ちいさな人のことなど忘れ
実際のわたしより良く周りには思われてると気付く つらいよ
目的と航路を持っている船だ 僕らは疎遠になったとしても

「うた新聞」12月号に〈現代に甦った「道歌」〉という観点から書評を書かせていただいた。
枡野浩一さんの歌なんかも、現代版「道歌」と考えるとよくわかる気がする。

2012年7月25日、角川学芸出版、1300円。

posted by 松村正直 at 22:34| Comment(0) | 歌集・歌書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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