2012年11月27日

「短歌人」2012年12月号

巻末に綴じ込まれた用紙に「カンパ名簿」と「会計報告」が載っているのに注目した。
会計報告を誌面に載せている結社は珍しいのではないだろうか。
「塔」でも何度か議論をしたことはあるが、残念ながら実現していない。

会計報告の収入と支出を見比べてみると、一口3000円のカンパによって、かろうじて不足分をカバーしている状況であることがわかる。

これは「短歌人」に限らず、どこの結社も似たようなものだろう。
「塔」も2010年まで3年連続の赤字で、昨年は値上げによって何とか黒字となったのだが、それも「発行基金寄付」という名目のカンパのお蔭である。

事務や校正や編集などをすべて会員のボランティア(無償)によってまかない、さらにカンパも得て、それで何とか収支がトントンになるのだ。それほどに、毎月雑誌を発行するというのは経済的に大変なわけである。

今年の「塔」の収支はどうなっているだろうか。
年末の会議を前にして、また心配になってきた。

posted by 松村正直 at 18:44| Comment(0) | 短歌誌・同人誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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