2012年09月21日

ポリ袋


「男はつらいよ」シリーズ第26作「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」(1980年)を見ていて、印象に残ったシーンがある。

寅さんの死んだテキヤ仲間の娘(伊藤蘭)が北海道の奥尻島から東京に出てきて、アルバイトをしながら定時制高校に通うのだが、そのアルバイト先がセブンイレブンなのである。おそらく、当時広まり始めていた新しい商売形態をいち早く映画に登場させたのだろう。(セブンイレブン1号店の開店は1974年)

娘はそこのレジで働いているのだが、お客さんに商品を入れて手渡すのが、ポリ袋ではなく紙袋である。そのシーンにハッとした。当時はまだ、今のようにポリ袋が普及していなかったのだろう。

1980年と言えばリアルタイムで経験している時代である。それでも、いつの間にかこうやって当時のことを忘れてしまうのだ。

「男はつらいよ」はその時代その時代の風景や風俗、暮らしぶりなどを映画に取り込んでいるので、ストーリー以外の部分でも、見ていて楽しいことが多い。

posted by 松村正直 at 19:49| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アメリカだと、いまだにレジで、paper or plastic? と聞かれることあります。

I don't need a bag. アイドンニーダバ というとかっこいいです。(かっこの問題じゃないですけど。)

うるさい人がいるんでしょうかね?
Posted by おおまつ。 at 2012年09月25日 23:04
ああ、英語は簡潔ですねえ。

1993年〜94年にかけて、コンビニで一年間働いたことがありましたが、その時はレジにポリ袋と紙袋があって、雑誌などを買うお客さんには紙袋を使ってました。
Posted by 松村正直 at 2012年09月27日 01:06
薬局なんかで生理用品を買うと(買ったことあります)、紙袋に入れてくれますね。
だから、紙袋での対応もできるはずですけどね。
Posted by おおまつ。 at 2012年09月27日 16:29
生理用品(買ったことはないですが売ったことはあります)はコンビニで働いていた時も、紙袋に入れてました。今もそうなのかな?
Posted by 松村正直 at 2012年09月28日 08:32
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