2012年09月20日

一志治夫著 『幸福な食堂車』

副題は〈九州新幹線のデザイナー水戸岡鋭治の「気」と「志」〉。

787系特急「つばめ」、883系特急「ソニック」、885系特急「かもめ」、800系九州新幹線「つばめ」など、JR九州の数々の車両をデザインしたことで有名な水戸岡鋭治を取材したノンフィクション。

デザインと聞くと、単に色や形を考える仕事のように思ってしまうが、そうではない。「デザイン力とは、整理整頓する能力」「車両デザインは、旅という時間と環境をデザインすることにはじまる」「デザインは、色形の問題ではなく、思いの問題、気持ちの問題、生き方の問題、すなわち生きている姿勢そのもの」といった言葉が、それを示しているだろう。

水戸岡は1947年、岡山市の吉備津神社の近くの生まれ。幼少時代に吉備津神社や吉備津彦神社の境内で遊んだ記憶が、デザイナーとしての水戸岡の基盤になっているという話が印象的であった。

2012年7月24日、プレジデント社、1800円。

posted by 松村正直 at 19:08| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。