2012年08月24日
角川「短歌」9月号
角川「短歌」9月号の歌壇時評に「短歌への嫌悪感」という文章を書いた。
これは金井美恵子さんの論考「たとへば(君)、あるいは、告白、だから、というか、なので、『風流夢譚』で短歌を解毒する」について書いたもの。
金井さんの文章は5月に出たムック『KAWADE道の手帖 深沢七郎』に載っているものなので、時評としては既にタイミングを逃してしまった感じ。ただ、短歌雑誌や短歌関係のネットなどでこの文章が話題になっているのを見たことがないので(話題になっていたら教えて下さい)、それならば自分がと思って書いた次第。
歌人がこの文章を読んだ上で無視しているのなら良いのだが、はたしてどうなのだろう。もし、歌人や短歌関係者に読まれていないのだとすると、金井さんの努力も全くの無駄になってしまう。
『KAWADE道の手帖 深沢七郎』は、大きな書店に行けば今でも並んでいるので、私の時評だけでなく、金井さんの論考もぜひご一読下さい。
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