2012年06月29日

三上延著 『ビブリア古書堂の事件手帖3』


副題は「栞子さんと消えない絆」。

古書店の若き美人店主が古本をめぐる謎を解いていくシリーズの3冊目。
今回取り上げられる本は、第1話がロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』、第2話は『?』(タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの)、第3話が宮沢賢治『春と修羅』となっている。

話の展開にそれほど奥行きがあるわけではなく、また丁寧に伏線を張り過ぎな気もするのだが、本をめぐる蘊蓄はやはりおもしろい。4冊目は「たぶん冬ぐらいには出せるはずです」ということなので、きっとまた買ってしまうんだろうな。

2012年6月23日、メディアワークス文庫、550円。

posted by 松村正直 at 19:31| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
表紙がかわいい!ですね。
ぜひ読んでみたいです。

オリザさんの本、
宇宙の本、
しあわせのパン

が、時間があればみたいなあと思いつつ、、、

どれか今年中には、、、
でも感想を拝見しているだけで楽しいです!
Posted by モリ at 2012年06月29日 23:28
表紙がかわいいから買ったわけではないですよ(笑)
レジに持っていく時に、少し恥ずかしい感じです。
Posted by 松村正直 at 2012年07月02日 00:22
今日、村山 斉さん(宇宙の本の著者の方)のコラムを読みました。
謎の暗黒物質がこの宇宙のほとんどを占めていること、広がっている宇宙にありながら薄まらないこと、
色々とびっくりしました。
ひも理論とかエレガントな宇宙とか、
音楽だとか、読みつつ、日本語なのにあまり理解できない事の方が多いですが
なんとなくみのまわりの動植物の形とつながっている気がして
興味は尽きません。

何でも調べたらわかると思っている時代に
まったくわからない世界に住んでいるのだなあ
と、不思議な気持ちになりました。
Posted by モリ at 2012年07月03日 16:12
今日も「ヒッグス粒子」発見のニュースが流れてましたね。
世の中にはまだまだわからないことが、たくさんあるみたいです。
Posted by 松村正直 at 2012年07月05日 07:09
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