昨日は13:30から、京都教育文化センター202号室にて、石川美南さんの歌集の批評会があった。参加者約40名。
前半は香川ヒサ・堂園昌彦・中津昌子・松村正直(司会)によるパネルディスカッション、休憩を挟んで後半は会場発言、最後に花束贈呈と著者からの挨拶という内容だった。
2冊ともに様々な切り口のある歌集で、議論が拡散しないようにするのが難しかったが、他の方々の意見を聴くうちに、いろいろと自分なりに納得することがあり、楽しい会だった。
しんしんと興味赴くままにゆく谷折り線の谷を下つて 『裏島』
手品師の右手から出た万国旗がしづかに還りゆく左手よ
さて恋と言へば私。アルコールランプに顔を寄せてゆくなり 『離れ島』
ピラカンサまたはピラカンサスといふ冬の視界の隅にあるもの
17:00終了。その後、すぐ近くの居酒屋「てらこや」で2次会。
20代〜30代の若い人が多い集まりの中で、自分の年齢を感じさせられた一日でもあった。