4日は天橋立に行ったのだが、あいにくの天気。山頂の小さな遊園地のゲームコーナーで2時間ほど遊んだものの天候は回復せず。雨だけならまだしも風が強く、全身びしょ濡れになってしまう。天橋立を歩いて渡るのは断念して、モーターボートに乗って海からの景色を眺め、早めに宮津の旅館にチェックイン。
5日は打って変って、これ以上ない晴天。北近畿タンゴ鉄道の野田川駅(旧・丹後山田駅)にかつて接続していた加悦鉄道の廃線跡がサイクリングロードになっている。そこを自転車で走って、加悦SL広場へ。ここは鉄道ファンの憧れの場所である。
続いて与謝野町古墳公園へ。7個もの古墳が並び立つ広々とした公園で、資料館も併設されている。かなり大規模で歴史的な価値も高いと思うのだが、観光客はほとんどいない。
その後、丹後ちりめん発祥の地である加悦の街並みを散策。ちりめん街道と呼ばれる通り沿いに古い建物が数多く残っており、伝統的建造物群保存地区に指定されている。生糸の商いで財をなした旧尾藤家の内部を見学したが、とにかく広くて立派。トイレだけでも4か所もある。洋館部分から見る大江山連峰の眺めが抜群だった。
○以前は、天の橋立、と表記していましたが市の方で、天橋立、と
することに決まりました。
○わが家は天橋立から伊根方面へ車で10分のところです。半島の
灯台までに美しい海水浴場があります。
○古墳公園の土産として古墳の甕に似た筆立を陶器で作ったことが
あります。
○加悦野田川は蕪村が手に草履して渡った句が有名。
○加悦石川は石川五右衛門の出生地。
○鉄幹の父も、小町も、浦島太郎もこの丹後の地。
○戦時の時、大江山の鉱物を運ぶため橋立を切断する話が出て当時
の町長が身を呈して反対した。
天橋立を切断する話があったというのは、初めて知りました。