些細なことだが、たぶん大事なことだ。
あそこで良かったってことはあると思うんですよ。
あそこでよかったってことはあると思うんですよ。
上が「短歌往来」の松村の発言の一部。下が今回の佐藤さんの引用。
「良かった」が「よかった」になっている。
これを偶然だとは思わない。
佐藤さんは「良かった」とは書きたくなくて「よかった」にしたのだと思う。たとえ、引用であっても、「良かった」と漢字では書きたくなかったのだろう。意味が強く出過ぎるからだ。
佐藤さんには、それだけ微妙な配慮があった。
そのことに対して、私は神妙な気持ちになる。
今回のできごとを通じて、私に突きつけられたのは、〈「あそこで良かった」という気持ちは、お前自身のものではないのか〉という問いに他ならない。
ミチマサさんが出られていたNHK教育テレビの「福祉ネットワーク」の「震災を詠む」は良かったです。
紅さんも部外者としていいコメントをされていましたね。
「震災を詠む」のテレビは見ました。再放送だったかな。