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やさしい鮫日記
松村正直の短歌と生活
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2012年01月25日
発見! 生方たつゑ選
ついに、生方たつゑ選で載った河野裕子の作品を見つけた。
大阪府立中央図書館で5時間かけて2年分のマイクロフィルムを見て、その中から河野さんの歌を5首見つけ出すことができた。この一年、ずっと気にかかっていた事だったので、何とも嬉しい。
こんな歌がある。
醜悪な老猿のごとく背を曲げて飯喰う父を今は憎まず
滋賀県 河野裕子
産経新聞(大阪本社版)昭和40年3月3日付の「サンケイ歌壇」に載ったもの。
病気で高校を休学中だった頃の歌である。
他の雑誌で見つけた詩もあるので、近いうちにまた「塔」に追加分の「河野裕子初期作品」を載せたいと思う。
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講演会「河野裕子と歌」
posted by 松村正直 at 21:34|
Comment(2)
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河野裕子
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この記事へのコメント
執念ですね。
掲出の歌、河野さんの複雑な父への思いが出ていて、
資料的な価値も高いですね。
Posted by おおつじ at 2012年01月26日 16:42
生方たつゑさんは、2か月に一回の「サンケイ歌壇賞」に3回も河野さんの歌を選んでいて、だいぶ目をかけていたように感じました。
Posted by 松村正直 at 2012年01月26日 22:41
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掲出の歌、河野さんの複雑な父への思いが出ていて、
資料的な価値も高いですね。