2012年01月11日

締切の効用

依頼された原稿には必ず締切があって、日々それを気にかけながら、調べものをしたり文章を書いたりしている。締切は怖くて嫌なものだが、思いがけない効用もある。

学生の頃、試験が近づくと、全く関係ないことを急にやり始めることがしばしばあった。一種の逃避なのだが、原稿の締切についても同じことが起こる。締切が近づくにつれて、他のことがやりたくなるのだ。

そんな時に、その気持ちをうまく利用するのである。買ったまま読んでいなかった本を読んだり、別の原稿を仕上げたり、机のまわりを整理したりする。それまでなかなか手が着けられないでいたことが、意外とスムーズに片づいていく。

最近こんなふうに、締切を「間接的に」利用するのがうまくなってきた。
posted by 松村正直 at 00:05| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同感です!やたらめったに私は本が読みたくなります。アルバムなんかも見たりして。鍋磨き、お菓子作り、などにも逃げます。
今は優先順位をつけながら、ビンゴカードのようなものにやるべきことややりたいことを書き入れて、そろえばビンゴ!なんて楽しみながら片付けていっています。

夏休みの宿題を先延ばしにして、いつもあわてていた頃とあんまり変わってない私です。
松村さんは計画的にされていたような気がしますが・・・?
Posted by りょうだ  at 2012年01月11日 21:41
そうですね。宿題は計画的にやっていた気がします。

去年の夏休み、息子に「宿題は計画を立ててやるといいよ」と言って、一緒に計画表を作りました。それがスムーズに行ったようで、夏休みの終わりに「パパありがとう」と久しぶりに(?)感謝されました。

Posted by 松村正直 at 2012年01月11日 23:52
まさに同感です。

脈絡もなく佐太郎を読みはじめたり。

それも人生の時間のうちと思って楽しんでます。
Posted by おおまつ。 at 2012年01月14日 02:40
佐太郎はいいですね。
心が落ち着きます。
Posted by 松村正直 at 2012年01月15日 00:17
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