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映画「サンザシの樹の下で」の英語題が「Under the hawthorn tree」であるように、サンザシは英語で「ホーソーン(hawthorn)」であるが、イギリスでは5月を代表する花として「メイフラワー(Mayflower)」と呼ばれることが多いらしい。メイフラワー号の「メイフラワー」である。そこから花言葉の「希望」も来ているのだろう。
「ただ一つの恋」という花言葉からは、山崎方代の一首を思い出す。
一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております南天とサンザシとには関係がないが、ともに白い花が咲き赤い実をつける点が共通している。木や花とともに記憶される恋というパターンは、時代を問わずあるものなのかもしれない。
『こおろぎ』