「Revo律」創刊号(1970年5月)が日本の古本屋に出ていたので、購入した。1000円。
古い雑誌を読むのは面白い。今の雑誌を読むより面白いかもしれない。
内容は、三枝浩樹「杳きロゴス」15首、河野裕子「黒き麦」15首、評論「ラーゲルの平和な一日」(福島泰樹)、永田和宏「おれは燃えているか」5首、伊藤一彦「聖なる沖へ」5首、総括「革命的創造にむけて」(三枝昂之)、エッセイ「ニャロメとハチ」(深作光貞)など。いずれも1970年という時代を濃厚に感じさせる作品であり、文章である。
表紙には、こんな言葉が書いてある。
Revo律のRevoはRevolutionのRevo ― lutionがなくてはわからない。“いる”という者! “いる”として、いる(il)をつけたら il-lution になる “幻影”なんていらんや いやいるということになり、面倒くさいから“Revo律”を正式名にした!
なんとも回りくどい書き方だなあと呆れつつも、何だか楽しい。