2011年05月09日

紅茶(その1)

先日、歌会の後に喫茶店に入ったところ、紅茶とコーヒーをめぐる話題になった。

私はいつの頃からかあまりコーヒーを飲まなくなって、喫茶店ではいつも紅茶を注文する。コーヒーよりも紅茶の方がカフェインを多く含んでいるとか、紅茶を飲むと頭が良くなるとか、いろいろな話が出たのだが、最後に「お客さんに出す時は、紅茶よりコーヒーの方が簡単でいい」という意見が出て、これにけっこう皆さん頷いていた。

なんでも、紅茶は淹れ方や葉っぱの選びが難しくて、なかなか美味しい紅茶にならないのに対して、コーヒーは手軽にうまく淹れられるのだそうだ。私自身はお客さんにコーヒーや紅茶を出すという機会がないので、そういう見方もあるのだなあと新鮮な気持ちで聴いていた。

そんな話を思い出したのは、今日の朝日新聞の「歌壇・俳壇」に花山多佳子さんの『胡瓜草』が紹介されていて、そこに
ブランデー紅茶に垂らしいくたびか豊かなる時間ここに過ぎにき

という歌が引かれていたからである。数多くの歌の中からこの一首が引いてあることに、ちょっと驚いたのであった。

posted by 松村正直 at 18:23| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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