京都シネマにて。
京都を舞台に7人の男女(+赤ちゃん)のゆるやかに交差する日常を描いた作品。全編にわたって、鴨川や白川など水の流れる音が響いている。登場人物たちも豆腐屋、喫茶店、バー、銭湯など、水と関わる暮らしを送っていることに気が付いた。
途中でわが家から徒歩で数分の藤森神社が出てきて驚く。藤森神社もまた「不二の水」という湧水が出ることで有名なのだ。それにしても普段見慣れている場所がスクリーンに映し出されるというのは、不思議な気分である。
氷を入れて水割りを作るシーンとか、豆腐の店先で豆腐を食べるシーンとか、何でもないような場面を丁寧に撮っていて、気持ちの良い映画であった。
監督は松本佳奈。出演、小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、市川実日子、永山絢斗、光石研、もたいまさこ他。
2010年11月26日
この記事へのコメント
コメントを書く