2024年12月31日

2024年の活動記録

作品
 ・「長い散歩」8首(「歌壇」1月号)
 ・「レシート」10首(「角川短歌」3月号)
 ・「甲」15首(「パンの耳」第8号)
 ・「皮膚と戦争」10首(「短歌研究」5・6月号)
 ・「水位」13首(「短歌往来」10月号)
 ・「三角公園」3首(「うた新聞」10月号)

連載
 ・啄木ごっこ(第63回)長男の誕生と死(「角川短歌」1月号)
 ・啄木ごっこ(第64回)短歌滅亡論をめぐって
                    (「角川短歌」2月号)
 ・啄木ごっこ(第65回)『一握の砂』刊行
                    (「角川短歌」3月号)
 ・啄木ごっこ(第66回)泣く、感傷的、青春?
                    (「角川短歌」4月号)
 ・啄木ごっこ(第67回)編集者・歌人西村陽吉
                    (「角川短歌」5月号)
 ・啄木ごっこ(第68回)推敲術あれこれ(「角川短歌」6月号)
 ・啄木ごっこ(第69回)人称と視点(「角川短歌」7月号)
 ・啄木ごっこ(第70回)土岐哀果との一年三か月
                    (「角川短歌」8月号)
 ・啄木ごっこ(第71回)入院の日々(「角川短歌」9月号)
 ・啄木ごっこ(第72回)幻の雑誌「樹木と果実」
                    (「角川短歌」10月号)
 ・啄木ごっこ(第73回)ココアと飛行機(「角川短歌」11月号)
 ・啄木ごっこ(第74回)最後の転居(「角川短歌」12月号)

 ・ことば以上こころ未満(第10回)(「NHK短歌」1月号)
 ・ことば以上こころ未満(第11回)(「NHK短歌」2月号)
 ・ことば以上こころ未満(第12回)(「NHK短歌」3月号)
 ・ことば以上こころ未満(第13回)(「NHK短歌」4月号)
 ・ことば以上こころ未満(第14回)(「NHK短歌」5月号)
 ・ことば以上こころ未満(第15回)(「NHK短歌」6月号)
 ・ことば以上こころ未満(第16回)(「NHK短歌」7月号)
 ・ことば以上こころ未満(第17回)(「NHK短歌」8月号)
 ・ことば以上こころ未満(第18回)(「NHK短歌」9月号)
 ・ことば以上こころ未満(第19回)(「NHK短歌」10月号)
 ・ことば以上こころ未満(第20回)(「NHK短歌」11月号)
 ・ことば以上こころ未満(第21回)(「NHK短歌」12月号)

評論
 ・「以前、身近、普遍性」(「井泉」1月号)
 ・「コロナ禍と短歌」(「歌壇」6月号)

書評
 ・福士りか歌集『大空のコントラバス』評
                  (「現代短歌新聞」2月号)
 ・大塚寅彦歌集『ハビタブルゾーン』評(「短歌」3月号)
 ・三井修歌集『天使領』評(「現代短歌新聞」4月号)
 ・大松達知歌集『ばんじろう』評(「短歌往来」5月号)
 ・大原清明歌集『渚のセレナーデ』評(「現代短歌新聞」7月号)
 ・花山多佳子歌集『三本のやまぼふし』評
                 (「現代短歌新聞」10月号)
その他
 ・秀歌を読もう「田村穂隆」(「短歌春秋」169号)
 ・選者のことば(「彩歌」2024年冬号)
 ・選者のことば(「彩歌」2024年春号)
 ・選者のことば(「彩歌」2024年夏号)
 ・選者のことば(「彩歌」2024年秋号)
 ・合同歌集『さくら 第三十三集』選歌
 ・講演要旨「啄木短歌の超絶技巧」
              (「大阪歌人クラブ会報」第136号)
 ・講演要旨「小池光の歌のあれこれ」
           (令和五年度「和歌山県歌人クラブ会報」)
 ・白井陽子歌集『切り株』栞文
 ・「2023年度秋の大会」傍聴記(「国際啄木学会会報」第42号)
 ・「現代短歌評論賞」選考座談会(「短歌研究」10月号)
 ・藤澤幸男歌集『はる』栞文
 ・宮下重美歌集『北風に立つ』帯文
 ・あらためて読むNHK全国短歌大会作品(「短歌春秋」172号)
 ・七月の歌(「六花」vol.9)

出演
 ・第26回「あなたを想う恋のうた」審査員
 ・講座「短歌ー連作の作り方」(2月4日)
 ・講座「2023年下半期、注目の歌集はこれだ!」(3月16日)
 ・笠木拓『はるかカーテンコールまで』歌集批評会パネリスト
                         (3月24日)
 ・講座「『ラジオと戦争』今、戦時下メディアの責任に向き合う」
                         (5月25日)
 ・講座「短歌―歌集の編み方、作り方」(7月27日)
 ・オンラインイベント「戦争で負傷した軍人は何を詠んだのか?
    ― 村山壽春の短歌」(8月6日)
 ・講座「没後35年 上田三四二の短歌を読む」(10月6日)
 ・鳥取県民短歌大会講演「平明で奥深い歌」(11月10日)
 ・岩国市民短歌大会講演「短歌と省略」(11月24日)

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2024年12月30日

雑詠(045)

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あれこれ考えてしまって眠れないのだと八十四歳の父がかなしむ
白菜と豚バラ肉と柚子を買う靴ひもが今日ほどけやすくて
もう家も土地もなければ帰ることなきふるさとの坂とぶらんこ
秋の旅は大きな公孫樹が目に付いてそこが目当ての寺だとわかる
弁当のご飯は冷たいほうが好き喉に詰まるを茶で流し込む
そううまく死ねるもんではないよって父に言うたぶん励ますために
銅像が引き倒されて青空にあらたな次の像が建つまで

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posted by 松村正直 at 23:02| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月29日

今日の朝日新聞から

今日の朝日新聞から印象に残った記事を二つ。

まずは、岸本尚毅の俳句時評「「写生」は言語操作」。岸本は宇井十間の評論集『俳句以後の世界』を引きながら、次のように書く。

俳句に「現前性」をもたらす「写生」という手法は、一般に考えられているような「見たまま」の描写ではなく、むしろ「言語操作」なのである。

これは短歌にもそのまま当てはまる話で、とても重要な指摘だ。

もう一つは、有田哲文記者のコラム「日曜に想う」。前田勉『江戸の読書会』を取り上げて、江戸時代の学習法である「会読」について記している。

一つの特徴が「遊び」の要素で、誰が書物を深く読めるかを競い合った。身分の上下に関係なく、実利にもつながらないからこそ、熱くなれた。
もう一つの特徴が、異なる意見に出合い、そこから学ぼうとする姿勢だ。加賀藩の藩校・明倫堂は学生にこう求めた。明白な結論に至るため、虚心に討論しよう。みだりに自分の意見を正しいとし、他人の意見を間違いとする心を持つのは見苦しい――。

これは、まさに歌会のあり方そのものだ。歌の前では誰でも平等。自由に意見を交わし合い、みんなで協力して一首の読みを深めていく。

そうした姿勢が大事なのは、短歌に限らない話なのだろう。

posted by 松村正直 at 23:44| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月28日

仕事納め

年内の原稿の締切をようやくすべてクリアした。

気が付けば今年ももう残り3日。

少し部屋を片付けることにしようか。

posted by 松村正直 at 21:07| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月26日

残り1本

年内が締切の原稿は残り1本。

あっと言う間に大晦日が近づいてきた。

他にもいろいろやりたいことがあったのだけれど、とりあえず原稿に集中。

posted by 松村正直 at 21:47| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月24日

斎藤美衣歌集『世界を信じる』


「コスモス」「COCOON」所属の作者の第1歌集。

仕事の歌、子育ての歌、日々のできごとや自身のこころと丁寧に向き合う様子がよく伝わってきた。

寝室の洋服簞笥のひきだしのひとつに潮のかをる段あり
電卓を支払調書のうへに置き鮭おにぎりのフィルムをはがす
夕飯のさなかに仕事の電話来て口はわれより上手に話す
なはとびをしばし休みて子はひとり五月の空を聴くごとくゐる
死んでゆくときは頭のほうから?と月見うどんをすすり子は問ふ
カステラのはづむ黄いろを切り分けぬ 切れば切るほどあかるくなりて
曇り日にチェロを負ふ人歩みゆくおとがひをふかく襟にうづめて
子の影はわれより長し面談を終へて冬日の陸橋を行く
消灯あとの部屋にからだを横たへてみな順々に胸の灯を消す
にんげんはほんたうはよいものでせう塩壺にしろき塩を足したり
なんの鍵か分からぬ鍵も付け替へるハワイ土産のキーホルダーに
うたがはず夫を社長と呼ぶ人のネクタイ光る午後の銀行
きみの書く「衣」の字はいつもやはらかい わたしはすこしやはらかくなる
夕焼けの町を歩けばわれでなく夕焼け空が歩み出すなり
雨音のひびきやさしく満ちる部屋生まれなかつた子のこゑ混じる

1首目、簞笥のなかの海。山田富士郎のコインロッカーの歌を思う。
2首目、忙しく仕事しながら簡単に食事を済ます様子が目に浮かぶ。
3首目、仕事以外のモードの時でも話すべきことは口が覚えている。
4首目、縄跳びで遊んでいる時よりも、何だか大人びた姿に見える。
5首目、子どもの発想や質問は大人には予想外で驚かされてしまう。
6首目、下句がいい。切断面が増えるにつれて黄の明るさが広がる。
7首目、内面まで見えてくるような描き方。下句の描写が実に的確。
8首目、相手は今何を考えているのだろうかと思いつつ無言で歩く。
9首目、入院時を回想した歌。同室の人がいてもやはり孤独である。
10首目、上句は『手袋を買いに』を思い出す。下句の具体がいい。
11首目、長年使っていなくても万一のことを思うと捨てられない。
12首目、無意識の男女差別が、仕事する女性にとって障害となる。
13首目、いつもの字を見て気持ちが落ち着く。「衣」ならではだ。
14首目、夕焼けの色合いや雲の移りゆく感じが生き生きと伝わる。
15首目、世間的には存在しなくても自分の中に確かにいた子の命。

2024年11月30日、典々堂、2700円。

posted by 松村正直 at 14:03| Comment(0) | 歌集・歌書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月23日

第1回短歌研究評論賞

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現在発売中の「短歌研究」2025年1・2月号に「第1回短歌研究評論賞」の応募要項が発表されました。昨年まで42回続いた現代短歌評論賞をリニューアルした賞になります。

昨年に引き続き、この賞の選考委員を務めることになりました。意欲的な評論のご応募をお待ちしております。

応募要項は短歌研究社のホームページでも確認できます。
こちら

posted by 松村正直 at 23:21| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月21日

オンライン講座「短歌のコツ」

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NHK学園のオンライン講座「短歌のコツ」の来年1月〜6月分の募集が始まりました。

毎月第4木曜日の19:30〜20:45、75分間の講座になります。前半に短歌のコツに関する講義を行って、後半は一人1首の批評・添削という流れで、質疑応答の時間も多めに取っています。

ご興味のある方は、どうぞご受講ください。

https://college.coeteco.jp/live/m331crpq

posted by 松村正直 at 19:23| Comment(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月20日

残り3本

今年も残すところ10日あまり。

年末モードでゆっくり過ごしたいのだが、まだ年内の原稿の締切が3本残っている。

それを書き上げるまでは年が越せない……。

posted by 松村正直 at 13:23| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月19日

現代短歌セミナー 作歌の現場から

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次回の「現代短歌セミナー 作歌の現場から」は来年2月19日(水)の19:30〜21:00に開催します。ゲストは川野里子さん(「かりん」編集委員)、テーマは「具体と抽象」です。

川野さんは現在「NHK短歌」の選者を務めているほか、昨年刊行の歌集『ウォーターリリー』で第22回前川佐美雄賞を受賞されたところです。

みなさん、どうぞご視聴ください。

https://college.coeteco.jp/live/8dqlckqq
(2月19日の回のみ)
https://college.coeteco.jp/live/mnrxcqj0
(2月、4月、6月の3回分)

posted by 松村正直 at 20:13| Comment(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月17日

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』


同じ著者の『中動態の世界』がとても面白かったので、今度はこの本を読む。
https://matsutanka.seesaa.net/article/502289063.html

「暇と退屈」がどのようにして発生し、それに人々はどのように対応してきたのか、また対応すべきなのか。過去の歴史を遡り、哲学や倫理学だけでなく人類学や経済学、精神分析学、生物学、医学など多くの分野の見解も踏まえながら論じている。

狩りをする人は狩りをしながら、自分はウサギが欲しいから狩りをしているのだと思い込む。つまり、〈欲望の対象〉を〈欲望の原因〉と取り違える。
食料生産は定住生活の結果であって原因ではない。農業などの技術を獲得したから定住したのではなくて、定住したからその技術が獲得されたのだ。
浪費は生活に豊かさをもたらす。そして、浪費はどこかでストップする。それに対して消費はストップしない。
「決断」という言葉には英雄的な雰囲気が漂う。しかし、実際にはそこに現れるのは英雄的な有り様からはほど遠い状態、心地よい奴隷状態に他ならない。
あらゆる経験はサリエントであり、多少ともトラウマ的であるとすれば、あらゆる経験は傷を残すのであり、記憶とはその傷跡だと考えられる。

ものを考えるとはどういうことか、どのように論理を組み立てていくか、そしてそれをどう伝えるか。そうした根本的な問題について、多くを学ぶことのできる一冊であった。

2022年1月1日発行、2024年5月25日24刷。
新潮文庫、900円。
posted by 松村正直 at 10:09| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月16日

短歌友の会

昨年よりNHK学園の通信講座「短歌友の会」の選者を務めています。
https://www.n-gaku.jp/life/course/461

「短歌友の会」では、1回につき5首、1年に4回提出します。1首ごとの添削ではなく、希望選者の自筆ワンポイントアドバイスが受けられます。結果は、短歌友の会作品集『彩歌』に発表れます。希望選者を毎回変えることができますので、地域や結社を越えて、自分の歌の多角的に評価されたい方にもお奨めです。「短歌入門」「短歌実作」との並行受講も可能です。

ご興味のある方は、どうぞお申込みください。


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posted by 松村正直 at 21:56| Comment(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月15日

高月観音の里吟行

今日はフレンテ歌会のメンバーと滋賀県長浜市へ吟行に出かけた。
参加者10名。

10:24にJR高月駅着。まずは高月観音堂(大円寺)へ。


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十一面千手観音立像(撮影可)。
お寺は無住になっていて、地域の当番の方々が観音堂を守っている。

続いて、渡岸寺観音堂(向源寺)で国宝の十一面観音立像や重要文化財の大日如来坐像を拝観、さらに「高月観音の里歴史民俗資料館」を見学した。

13:00にJR高月駅に隣接する会議室に戻り昼食を取ったのち、14:00から一人2首、計20首の歌会を行った。16:30終了。

他にも多くの観音像のある地域なので、またいつかゆっくり訪れたいと思う。

posted by 松村正直 at 21:32| Comment(2) | 歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月14日

伊藤一彦『若山牧水の百首』


歌人入門シリーズの11冊目。
副題は「自然に漂う未来の人」。

牧水の歌100首の鑑賞と解説「未来の人」を収めている。牧水の書簡や随筆、妻喜志子の短歌なども引きながら、要所を押さえた鑑賞を行っている。また、誰がその歌を見出したのかに関する言及の多いことも特徴だ。

この歌を取りあげて解釈と鑑賞を行ったのは俵万智著『牧水の恋』が初めてである。
この歌を取りあげたのは馬場あき子以外にはいない。
白鳥の歌に優るとも劣らぬこの一首を見つけて推賞したのは佐佐木幸綱である。

その歌を最初に取り上げた人というのは、確かに大事な話だと思う。

生涯にわたって旅した牧水は岬を特に愛した。長女の名前を「みさき」と名づけている。
牧水には女体を歌った作品が少なくない。エロスの歌人でもある。
牧水は古典和歌の歌人のなかで西行を最も愛していた。
牧水は聴覚のすぐれた人だった。幼少期から谷川の音を聴き、鳥の声に耳を澄ましてきた。

牧水の生まれた宮崎に住み、牧水に関する本も多く出している著者だけに、こんなふうに牧水の特徴を次々といくつも挙げている。

藻草焚く青きけむりを透きて見ゆ裸体(はだか)の海女と暮れゆく海と/『独り歌へる』
草ふかき富士の裾野をゆく汽車のその食堂の朝の葡萄酒/『別離』
飲むなと叱り叱りながらに母がつぐうす暗き部屋の夜の酒のいろ/『みなかみ』
きゆうとつまめばぴいとなくひな人形、きゆうとつまみてぴいとなかする/『みなかみ』
昼は菜をあらひて夜はみみづからをみな子ひたる渓ばたの湯に/『くろ土』

牧水の歌をあらためて読み直してみたくなった。

2024年9月1日、ふらんす堂、1700円。

posted by 松村正直 at 07:33| Comment(2) | 歌集・歌書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月13日

「作歌の現場から」のアーカイブ

2か月に1回開催しているNHK学園のオンライン講座「現代短歌セミナー 作歌の現場から」は、過去の回のアーカイブ受講もできます。

@「意味を詰め込みすぎない」小池光
https://college.coeteco.jp/live/5vxlc4y2

A「過去形と現在形」小島ゆかり
https://college.coeteco.jp/live/809gce7v

B「社会詠をどう詠むか」栗木京子
https://college.coeteco.jp/live/5vxlc437

C「情と景の取り合わせ」三枝ミ之
https://college.coeteco.jp/live/5ynjc6g4

D「てにをはの使い方」大辻隆弘
https://college.coeteco.jp/live/mk1dc2y6

E「モノの見方の新しさ、発見の歌」奥村晃作
https://college.coeteco.jp/live/m331c6z3

F「文語と口語」松村由利子
https://college.coeteco.jp/live/mk1dcy62

G「直喩と暗喩、比喩のさまざま」吉川宏志
https://college.coeteco.jp/live/mgzjcxod

今後も随時追加されますので、よろしくお願いします。

posted by 松村正直 at 21:49| Comment(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月12日

講座「現代短歌セミナー 作歌の現場から」

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NHK学園のオンライン講座「現代短歌セミナー 作歌の現場から」、次回は12月18日(水)19:30〜の開催です。ゲストは伊藤一彦さん、テーマは「自然、風土の歌」です。

伊藤さんは「心の花」選者で、宮崎に生まれ宮崎にお住まいです。今年『牧水・啄木・喜志子』を中心とした永年の功績により第15回日本歌人クラブ大賞を受賞されました。また、今年9月に『若山牧水の百首』も刊行されたところです。

その伊藤さんと、永田和宏さん、私の3人で90分間たっぷり語り合います。どうぞご視聴ください!

https://college.coeteco.jp/live/5j0ycg9e

posted by 松村正直 at 22:53| Comment(2) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月11日

加古陽歌集『夜明けのニュースデスク』


新聞社に勤める作者の第1歌集。

或る人々にはつけねばならぬでも二度はつけてはならぬ敬語のルール
殺された人は実名、自殺なら匿名、死者を分ける線あり
ワイパーが消し去るまでのうたかたの星座広がるフロントガラス
四引く一引く一引く一まぎれなく一人となれば広すぎる家
「よお」と言い笑顔みせればなぜ君は詫びる、なんにも悪くないのに
一日にすれば三千五百人。死はありふれたことではあるが
ネモフィラの宴に人も蜜蜂も舌を伸ばして群がっている
腹腔にマングローブを抱きながら〈大発(だいはつ)〉波に洗われており
消毒した人差し指を立てて入るサイゼリヤとはくちなしの花
南無阿弥陀仏(あんまんだぶ)南無阿弥陀仏に唱和する義母(はは)のスマホの「春の小川」は

1首目、皇室の人々のことだろう。新聞記事にはルールが存在する。
2首目、なぜ線引きされているのか、あらためてその理由を考える。
3首目、フロントガラスに付いた雨滴を星に見立てたのが印象的だ。
4首目、家族が一人また一人と減っていってついに自分だけになる。
5首目、ホスピスに入った部下の見舞い。痛切な思いが強く伝わる。
6首目、国内の死者の数。それでも一人の死に対して悲しみは深い。
7首目、次々と花の蜜を吸う蜜蜂とお喋りに興じている人間たちと。
8首目、ニューギニアで朽ちる上陸用舟艇。兵の死体を見るようだ。
9首目、一人で店に来たのだろう。くちなしの花が黙食につながる。
10首目、法要の席に流れる着メロ。読経と唱歌は相性が良さそう。

作者は本名の加古陽治として『一首のものがたり』などの本も出されている。
https://matsutanka.seesaa.net/article/439106767.html

2024年10月3日、ながらみ書房、2500円。
posted by 松村正直 at 04:29| Comment(0) | 歌集・歌書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月10日

江田島(その2)

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教育参考館。

1936(昭和11)年竣工。旧日本海軍に関する資料約16,000点を収蔵し、そのうち約1,000点を展示している。吉田松陰、勝海舟から広瀬武夫、東郷平八郎、山本五十六に関するもの、さらには神風特別攻撃隊の兵の遺書まで数多くの資料が並び、海軍の歴史をたどることができる。靖国神社の遊就館を思い出した。


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屋外に展示されている特殊潜航艇(特型格納筒)。

真珠湾攻撃に使用され、1960年に引き上げられたもの。破損個所が補修されて元通りの形になっている。


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戦艦「陸奥」の4番砲塔。
構内には砲弾や錨、砲塔などがあちこちに展示(?)されている。

以上で見学ツアーは終了。歴史について考える、学ぶにはとても良い場所だと思う。

あとは小用港へ戻ればいいのだが、ここで問題になるのが旅先におけるマイルール。それは、「同じ道を戻らない」というもの。だから、朝やって来た道を東へ戻るわけにはいかないのだ。




そこで、自衛隊→(南へ、県道44号線)→鷲部→(東へ、県道298号線)→秋月→(北へ、県道298号線)→小用と縦長の長方形を描く迂回ルートを歩く。


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天気が良くて海がきれい。

鷲部から秋月へは「秋月トンネル」(1005メートル)を通る。時おり車が猛スピードで走り抜けるが、歩行者は誰もいない。そして、秋月から北へ向かう道はぐねぐねとした山道になる。


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道を横切って廃屋に逃げ込んだキジ。
こういう出会いは嬉しい。


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しびれ峠。

ここまで来ればもう一息。足が痺れるからしびれ峠なのだろうか。


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軍艦榛名・出雲戦歿者留魂碑。

昭和20年7月に小用港沖で空襲を受けて大破した戦艦「榛名」と練習艦「出雲」の死者を弔うためのもの。

2時間ほど歩いて、無事に小用港にたどり着いた。

posted by 松村正直 at 16:33| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月09日

江田島(その1)

先月、岩国からの帰りに広島で1泊して、翌日に江田島を訪れた。

ずっと「えだじま」だと思い込んでいたのだが、現地に行って初めて「えたじま」であることを知った。マンガ「魁!!男塾」の塾長の江田島平八は「えだじまへいはち」だけれども。

広島港(宇品)から江田島の小用港まで、高速船で約20分。そこから徒歩20分ほどで海上自衛隊第1術科学校・幹部候補生学校に到着する。かつての海軍兵学校だった施設である。

ここでは平日は1日3回、土日祝は1日4回、一般公開の見学ツアー(約90分)が行われているので、それに参加する。


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まずは大講堂。1917(大正6)年竣工。
こちら側は天皇や皇族などのための玄関。


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一般の人の入口はこちら。

敗戦後に進駐軍に接収された際に教会として使われたという話だが、確かに教会っぽい。


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大講堂の内部。
昔も今も入校式や卒業式で使われている。


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アーチ状の窓や舵輪をかたどったシャンデリアなど。


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大講堂の隣りに見える赤煉瓦の建物。


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赤煉瓦と松と青空の取り合わせが美しい。


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旧海軍兵学校生徒館。

現在は海上自衛隊幹部候補生学校として使われている。自衛隊(戦後)と旧日本軍(戦前)との連続性が感じられる場所でもある。

以前見学した旧陸軍第16師団司令部庁舎にも似ている。
https://matsutanka.seesaa.net/article/500127777.html


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建物の横から中をのぞくと、長さ144メートルの廊下がまっすぐに続いている。

posted by 松村正直 at 22:14| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月08日

明星研究会シンポジウム

今日は第18回明星研究会シンポジウムをZoomで視聴した。時間は14:00〜16:30テーマは「大逆事件に震撼した時代 〜 平出修・啄木・晶子」。

最初の講演は中川滋さんの「〈平出修研究会〉の沿革〜平出洸氏を偲んで」。

中川さんは平出修の孫。平出の息子や研究者を中心として1965年頃に発足した「平出修研究会」の60年にわたる歩みを語られた。平出は35歳の若さで亡くなったが、「明星」「スバル」の歌人として、また大逆事件の弁護人として数多くの足跡を残した。研究会は「平出修研究」第1集〜第50集、さらに『定本 平出修集』全4巻を刊行。平出の書いたものはほぼ全て網羅されているそうだ。

続いて池田功さんの講演「大逆事件・啄木・平出修」。

池田さんは明治大学教授で国際啄木学会の会長を務めている。大逆事件と啄木や平出修の関わりをたどった上で、平出が事件をもとに記した3篇の小説「畜生道」「計画」「逆徒」について詳しく語った。事件に対する平出の考えや態度は小説のなかに明確に記されており、彼の強い信念がよく伝わってきた。

最後に松平盟子さんの講演「晶子とスガ子〜修を介して交差した二人」。

大逆事件で処刑された菅野スガ子はもともと短歌を詠んでおり、平出を通じて獄中に「スバル」と晶子の歌集『佐保姫』を差し入れてもらっていた。時おり劇団青年座の津田真澄さんによる作品朗読を挟みながら、明治に生きた二人の女性に共通する部分と相違する部分を生々しく浮き彫りにする内容であった。

posted by 松村正直 at 23:13| Comment(0) | 石川啄木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月07日

日々のクオリア

今日の砂子屋書房HPの「日々のクオリア」で『駅へ』の歌を取り上げていただきました。

https://sunagoya.com/tanka/?p=34592

車窓から見える奇妙な建物をいつの日か僕は訪ねるだろう
/『駅へ』

『駅へ』巻頭の連作「フリーター的」は1999年の角川短歌賞の次席になったもの。もう25年も経ったのかと思うと感慨深いですね。

『駅へ』(新装版)は野兎舎のオンラインストアやAmazon(Kindle版)にて販売中です。

野兎舎のオンラインストア
Amazon(Kindle版)

  駅へ.jpg

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2024年12月06日

井竿富雄編著『知られざる境界地域 やまぐち』


「ブックレット・ボーダーズ」の10冊目。

先日、山口県の岩国市を訪れたこともあって積ん読になっていたこの冊子を手に取った。山口がこのシリーズで取り上げられるのは意外な気がしたが、

大内文化は東アジアやキリスト教との交流とともにあり、長州は英国などとの戦争を契機に一挙に欧米と結ぶ開国の先導者ともなった。また山口は九州や朝鮮半島との結節点であり、近現代においても日本の光と影を体現してきた。

という記述を読んで納得した。

ついでに言えば、山口は横に長い。そのため、同じ山口と言っても、西が九州の影響力が強いのに対して、東は広島エリアに入る。
岩国市の中心に「国境」がある。瀬戸内海に向かって広がる大きな三角州の中に位置する米海兵隊岩国航空基地である。神奈川県厚木基地や沖縄県の基地を越え、今や東アジア最大規模といわれる。
この秋吉台も戦前は日本陸軍の実弾演習場として広島第五師団隷下の第四二連隊が演習を重ねる場であった。それを戦後、山口県に駐屯したニュージーランド軍が強制接収。一九五五年からは同軍に代わって在日米軍の海軍航空部隊が対地爆撃演習地としての使用を打診してきたことがあった。
日本の大陸進出、戦争の拡大とともに、日本と朝鮮半島・大陸との間を関釜連絡船により大量の客貨が往来した。関釜連絡船の繁栄とともにあった下関の繁栄は、日本の大陸進出と一体だったのである。

なるほど、戦前の「樺太」との往来は稚内―大泊の稚泊連絡船が担ったが、「朝鮮・満州」との往来は下関―釜山の関釜連絡船が担っていたのである。

2023年9月25日、国境地域研究センター、900円。

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2024年12月05日

講座「短歌を通して考えるガザ、パレスチナ」

来年3月22日(土)に朝日カルチャーセンターくずは教室&オンラインで、「短歌を通して考えるガザ、パレスチナ」という講座を行います。時間は13:00〜14:30の90分です。ご興味・ご関心のある方、ぜひご受講ください。

2023年10月から始まったガザ地区での戦闘により、既に4万人以上の人々が亡くなりました。ガザ、パレスチナに関してはこれまで何十年にもわたって数多くの短歌が詠まれています。それらを通してパレスチナ問題を学ぶとともに、時事詠・社会詠のあり方についても考えます。

満身に怒りの花を噴き咲かせガザ回廊に死んでいる我
       岡井隆『土地よ、痛みを負え』(1961年)
西側の二枚の舌がしんしんと嬲(なぶ)りしパレスチナにあらぬか     黒木三千代『クウェート』(1994年)
液晶にガザの血は映りこちらまで溢れ出さねば卓上に置く
       吉川宏志『叡電のほとり』(2024年)

【教室受講】
 https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7651546

【オンライン受講】
 https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7651547

posted by 松村正直 at 18:01| Comment(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月04日

川野芽生歌集『星の嵌め殺し』

著者 : 川野芽生
河出書房新社
発売日 : 2024-07-29

『Lilith』(2020年)に続く第2歌集。
装幀と作品世界がよく合っている。

産むことのなき軀より血を流し見下ろすはつなつの船着き場
落雷に狂ふこころのくらがりに苛々花開くライラック
弑逆のよろこびをもて園丁はむらさきの薔薇の首を落としぬ
撥条(ぜんまい)のほどくるやうに花は咲き地上は壊れゆく置時計
死者なべて身代はりなれば夕かげを羽織れるながき列に加はる
宇宙、しづかに膨張しつつ冷えてゆくからだを金の釦もて留む
縄を綯ふやうにおのれを捩(よじ)りつつ大樹は天をあきらめきれず
鯨骨を天井に吊りその下をゆきかふ魚の敬虔をもて
戦闘服のつもりで着たるノースリーブドレスの肩に触れてくる人
本ののど深く栞を差し込みぬ痛みのごとく記憶は走る

1首目、生理による心の翳りと海の明るさ。句跨りの「つ」が響く。
2首目、「落雷」「苛々」「開く」「ライラック」と音が連鎖する。
3首目、「園丁」という語の選択が日常を離れた世界を感じさせる。
4首目、撥条から時計への展開が鮮やか。神の視点で見ているよう。
5首目、人生とは死の順番を待つ行列に並ぶことなのかもしれない。
6首目、「冷えてゆく」が蝶番のように上句と下句をつないでいる。
7首目、バベルの塔のように天まで達しようとしてもがき苦しむ姿。
8首目、骨格標本から生前の海を泳ぐ鯨の姿が生々しく甦ってくる。
9首目、授賞式で受けたセクハラを詠んだ連作「party talk」から。
10首目、本にも人にも「のど」があり肉体的な痛みが想起される。

2024年7月30日、河出書房新社、2000円。

posted by 松村正直 at 09:35| Comment(0) | 歌集・歌書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月03日

N学短歌plus

NHK学園のサブスク講座「N学短歌plus」のチラシができました。

藤島秀憲さん(心の花)と富田睦子さん(まひる野)と私の3人で講師を務めています。


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  短歌plusのチラシ(訂正版 1204)-2.jpg


次回のライブ講座は12月17日(火)の開催です。

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どうぞお気軽にご視聴ください。

https://college.coeteco.jp/bundles/b8arse6P

posted by 松村正直 at 21:55| Comment(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月02日

山田良介編著『ダークツーリズムを超えて』


国境地域研究センターの刊行する「ブックレット・ボーダーズ」の11冊目。副題は「北海道と九州を結ぶ」。

過去の歴史の負の部分を見つめる中からどのような明るい未来を見出していくのか、という観点で北海道と九州各地のさまざまな事例を取り上げている。

九州と北海道を結ぶもの。端的に考えれば、それは近代化を支える労働や資源の「供給源」となったことだろう。
坑内馬は島原や対馬、熊本などから買い集められた。坑内は高さが十分ではなかったので、使役できるのは肩までが一三〇センチぐらいの体高の低い馬でなければならなかった。(…)ひとたび坑内に下がった馬は生きては地上へ戻ることはなかった。
一九四四(昭和一九)年八月、日本政府は戦況悪化により「内地」への石炭輸送が困難となったため、樺太や釧路の炭鉱での採炭を中止し、労働者を北部九州などの「内地」の炭鉱へ移動させた。
夕張市はかつて石炭産業で栄えたまちである。(…)石炭産業によって一九六〇年には人口が一一万人を越えていたが、それ以来六〇年以上にわたって人口は減少し続け、二〇二四年現在では六千人ほどの人々が暮らすまちとなっている。

このブックレットのシリーズは、どれも読み応えがある。
http://borderlands.or.jp/seika/seika.html

2024年11月10日、国境地域研究センター、1200円。

posted by 松村正直 at 02:50| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月01日

北川アイ子さん

今日の朝日新聞の「窓」に「ウイルタの歴史 ひと針ひと針」と題して、北川アイ子さん(1928ー2007)に関する記事が載っていた。

https://www.asahi.com/articles/ASSCX0V0KSCXIIPE00XM.html?iref=pc_rensai_long_217_article

樺太の先住民族ウイルタである北川さんは、1967年に網走に移り住み、刺繍サークルの講師を務めていた。

記事の中に出てくる「兄」ダーヒンニェニ・ゲンダーヌ(北川源太郎)のこと。『樺太を訪れた歌人たち』でも少しだけ触れた彼の生涯については、田中了/D.ゲンダーヌ『ゲンダーヌ』に詳しい。

https://matsutanka.seesaa.net/article/387138774.html

ゲンダーヌの創設した北方少数民族資料館「ジャッカ・ドフニ」は、彼の死後北川さんが2代目の館長を務めていたが2012年に閉館になった。

それでも、今年「高島屋史料館TOKYO」で企画展「ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家 サハリン少数民族 ウイルタと 「出会う」」が開催されるなど、その志は受け継がれている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000667.000069859.html

posted by 松村正直 at 21:08| Comment(0) | 樺太・千島・アイヌ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする