伏見桃山駅→御香宮→服部道→乃木神社→伏見桃山陵というコース。
この地には日露戦争から太平洋戦争へと到る時代を物語る石碑や建物が数多く残っている。その一方で、戦後の価値観の転換によって失われたもの(在郷軍人会記念碑など)もある。普段よく訪れている場所なのだが、ガイドさんの説明によって初めて知ることが多かった。
義和団の乱で戦死した服部雄吉海軍中佐、日露戦争で戦死した服部直彦陸軍中佐の墓。戦前は大きな敷地にあって参拝者も多かったらしいが、今では狭い敷地に無縁仏となっている。服部兄弟の事績も忘れられてしまったし、説明板などもないので、前を通っても気づくことはないだろう。
乃木神社の門の扉。台湾から献木された檜の一枚板で出来ているとのこと。
何という大きさだろうか。
伏見桃山陵(明治天皇陵)からの景色。それほど標高は高くないと思うのだが、眺めはすこぶる良い。戦前と違って参拝する人は少ないが、緑が多くて散歩するには良い場所である。