2015年06月13日

天田愚庵の柿

『子規、最後の八年』を読んでいて気になった箇所が一つ。

明治三十年十月十日、旧知の京都の禅僧天田愚庵(あまたぐあん)が人を介して、桃山に結んだ庵の庭になった大きな柿を十五個ばかり届けてきた。釣鐘という名のその大きな柿を子規は大いに喜んだ。

天田愚庵が伏見桃山に移り住んだのは明治33年のこと。だから、この時の柿は「桃山に結んだ庵の庭」のものではない。以前の記事「天田愚庵(その1)」(2011年4月10日)に書いたように、京都清水寺近くの産寧坂に住んでいた時のものである。

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2015年06月12日

永田和宏著『現代秀歌』を読む会

今年1月から毎回1章ずつ、永田和宏著『現代秀歌』(岩波新書)を読み進めています。会の内容は、参加者が順番に声を出して読み、全員で感想や意見を語り合うというものです。

事前の申し込みの必要はありません。1回だけの参加でも大丈夫です。「塔」会員以外の方も参加できますので、どうぞお気軽にご参加下さい。今後の日程は下記の通りです。

日時 毎月第4火曜日 午後1時〜4時

  6月23日(火)第六章 社会・文化
  7月28日(火)第七章 旅
  8月25日(火)第八章 四季・自然
 10月27日(火)第九章 孤の思い
 11月24日(火)第十章 病と死

場所 塔短歌会事務所(地下鉄丸太町駅から徒歩7分)
      〒604-0973 京都市中京区柳馬場通竹屋町下る五丁目228
                「碇ビル」2階西側
参加費 一回500円

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2015年06月02日

言われないと気づかないこと

先日の「まいまい京都」のツアーで、ガイドさんの話を聞いてハッとしたことがある。それは「空路の無かった戦前は、シベリア鉄道に乗るのがヨーロッパへの最速ルートだった」という話。

林芙美子や与謝野晶子がシベリア鉄道経由でヨーロッパに渡ったことは知っていたが、何となく「随分時間をかけて行ったものだな……」と思っていたのだ。

実際はそうではなかったのだ。当時はそれが最速だったのである。こういうことは言われてみれば当り前の話なのだが、言われないとなかなか気づかない。

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2015年05月30日

「塔」全国大会の一般公開

8月22日(土)、「塔」全国大会(鹿児島)の初日のプログラムは一般公開と
なっております。どなたでもご参加にになれますので、ぜひお越し下さい。

日時 2015年8月22日(土)13:00〜17:00(12:00開場)
場所 城山観光ホテル(鹿児島市)

プログラム
   開会挨拶 吉川宏志
   講演 永田和宏「作歌のヒント―世界を丸ごと感じていたい」
   鼎談 吉川宏志×花山多佳子×栗木京子「歌が誕生するとき」
   歌合 (紅)江戸雪チーム×(白)永田淳チーム
         判者:池本一郎ほか、司会:西之原一貴
   閉会挨拶 真中朋久

会費 一般2000円/学生1000円
受付 当日受付あり

 tou-kagoshima 2015.jpg

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2015年05月28日

公開講座「出口王仁三郎の短歌」

現代歌人協会の公開講座(第4回)に出演します。
テーマは「出口王仁三郎の短歌」。

一昨年『王仁三郎歌集』を編集・刊行された笹公人さんと、出口王仁三郎の歌について語ります。ちょっと変わったテーマですが、どうぞお気軽にご参加下さい。

日時 2015年7月15日(水)午後6時〜8時
場所 学士会館 (「神保町」駅下車徒歩1分)

 (司会)渡 英子、(メインパネリスト)笹 公人、松村正直

聴講料 1500円

詳しくは →現代歌人協会のHP
      http://kajinkyokai.cafe.coocan.jp/profile.html

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2015年05月16日

締切、締切、締切

締切に追われている。
机の前の壁に原稿依頼状をピンで留めているのだが、
現在10枚ある。

書評が3つ、評論が2つ、時評が2つ、アンケートが1つ、
レジュメが1つ、作品が1つ。

文章を書くのは好きだし、依頼をもらうのも嬉しいのだが、
作品の依頼が少ないのがかなしい。

今朝も、早起きして何とか一つ原稿を書き上げた。

まだ1字も書いていないのに、「次号予告」に自分の名前が
出ていたりすると、本当に身体に良くない。

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2015年05月13日

カルチャーセンター

現在、下記のカルチャーセンターで短歌の講座を行っています。
短歌の好きな方、興味のある方、これから始めたいと思っている方、
どうぞご参加下さい。

・JEUGIAカルチャーセンター千里セルシ― 06−6835−7400
 「はじめての短歌」 毎月第3月曜日 13:00〜15:00

・JEUGIAカルチャーセンターKYOTO 075−254−2835
 「はじめての短歌」 毎月第3水曜日 10:00〜12:00

・JEUGIAカルチャーセンターMOMO 075−623−5371
 「はじめての短歌」 毎月第1火曜日 10:30〜12:30

・醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」 毎月第2月曜日 13:00〜15:00

・毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日 *奇数月を松村が担当しています。
   A組 10:30〜12:30
   B組 13:00〜15:00
   
・朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」 毎月第1金曜日 10:30〜12:30

・朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作」 毎月第3金曜日 *偶数月を松村が担当しています。
   A組 11:00〜13:00
   B組 13:30〜15:30

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2015年05月06日

現代歌人集会春季大会 in 長崎

7月20日(祝)に長崎で、現代歌人集会春季大会を開催します。
九州各県の皆さんはじめ、お近くの方はぜひご参加下さい。

日時 2015年7月20日(祝)午後1時〜5時
場所 長崎新聞文化ホール

大会テーマ 竹山広―戦後七十年

総合司会 松村 正直
開会の辞 上川原 緑(長崎歌人会会長)

基調講演 大辻 隆弘

講演  大口 玲子

パネルディスカッション
  馬場 昭徳・前田 康子・島田 幸典・真中 朋久


閉会の辞  林 和清

参加費 2000円

  kajin-shukai-2015-spring.jpg

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2015年05月05日

瞬間と断片

「短歌」の島田幸典さんの評論からもう少し。

佐太郎によれば、生活の「瞬間と断片」それ「だけを大事なものとして追求するのは歌ぐらゐなもん」であり、

という部分に「瞬間と断片」という言い方がある。
佐太郎の『純粋短歌論』を見ると

短歌は純粋な形に於いては、現実を空間的には「断片」として限定し、時間的には「瞬間」として限定する形式である。
私は短歌に於いて「瞬間」と「断片」とに殆ど最高の意味を置いて考へてゐる。

などと言及されている。
これを読んで思い出すのは石田比呂志の歌論だ。例えば『閑人囈語』には

短歌表現の要諦は「時間」(瞬間)で「空間」(断片)を切り取る事にあるからだ。
つまり短歌表現の要諦は「時間」と「空間」にあるから、その場の瞬間(時間)で断片(空間)を切り取って表現せねばならぬ。

といった教えがあって、佐太郎の主張と重なる。

佐藤佐太郎と石田比呂志、一見まったく別のタイプの歌人のように見えながら、実は共通する部分がかなりあるのだということに気が付いた。

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2015年04月26日

永田和宏著『現代秀歌』を読む会

今年1月から毎回1章ずつ、永田和宏著『現代秀歌』(岩波新書)を読み進めています。会の内容は、参加者が順番に声を出して読み、全員で感想や意見を語り合うというものです。

事前の申し込みの必要はありません。「塔」会員以外の方も参加できますので、どうぞお気軽にご参加下さい。今後の日程は下記の通りです。

日時 毎月第4火曜日 午後1時〜4時

  4月28日(火)第四章 家族・友人
  5月26日(火)第五章 日常
  6月23日(火)第六章 社会・文化
  7月28日(火)第七章 旅
  8月25日(火)第八章 四季・自然
 10月27日(火)第九章 孤の思い
 11月24日(火)第十章 病と死

場所 塔短歌会事務所(地下鉄丸太町駅から徒歩7分)
      〒604-0973 京都市中京区柳馬場通竹屋町下る五丁目228
                「碇ビル」2階西側
参加費 一回500円

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2015年04月25日

『金井美恵子エッセイ・コレクション』

書店で見かけた『金井美恵子エッセイ・コレクション』(全4巻、平凡社)を立ち読みしていたら、第3巻に「たとへば(君)、あるいは、告白、だから、というか、なので、『風流夢譚』で短歌を解毒する」が収録されていた。歌壇でも話題になった文章だ。

さらに、「歌の人々、あるいは『風流夢譚』事件とその周辺」という文章も、新たに書き下ろしで収められていた。これは、「たとへば(君)・・・」についての歌壇からの反応を受けて書かれたもので、私が書いた角川「短歌」2012年9月号の歌壇時評にも触れている。

何だかひどく懐かしい。

この機会に、以前このブログに書いた金井美恵子関連の記事を挙げておこう。

角川「短歌」9月号(2012年8月24日)
 http://matsutanka.seesaa.net/article/387138875.html
金井美恵子と短歌(2012年9月3日)
 http://matsutanka.seesaa.net/article/387138885.html
続・金井美恵子と短歌(2012年9月16日)
 http://matsutanka.seesaa.net/article/387138898.html
金井美恵子論に対する反応(2012年11月26日)
 http://matsutanka.seesaa.net/article/387138961.html
続・金井美恵子論に対する反応(2012年12月15日)
 http://matsutanka.seesaa.net/article/387138981.html

『金井美恵子エッセイ・コレクション』(3)が出たのは2013年10月のこと。今から一年半も前の話だ。もう少し早く読んでおけば良かったなあ。

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2015年04月22日

宇宙回転温泉

映画「男はつらいよ 寅次郎物語」を見ていたら、和歌山県の有名な廃墟スポット「宇宙回転温泉」(北村荘グランドホテル)が登場したのでびっくりした。

1987年の映画なので、もちろんまだ廃墟ではなく現役のホテルである。廃墟となった後の姿しか知らなかったので、逆に新鮮だった。

調べてみるとホテルの開業は1962年。建物は2005年に解体され、現在は更地になっているらしい。時代の移り変わりの早さに驚かされる。

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2015年04月16日

現代歌人集会春季大会 in 長崎

7月20日(祝)に長崎で、現代歌人集会春季大会を開催します。
九州各県の皆さんはじめ、お近くの方はぜひご参加下さい。

日時 2015年7月20日(祝)午後1時〜5時
場所 長崎新聞文化ホール
大会テーマ 竹山広―戦後七十年

総合司会 松村 正直
開会の辞 上川原 緑(長崎歌人会会長)
基調講演 大辻 隆弘

講演  大口 玲子

パネルディスカッション
  馬場 昭徳・前田 康子・島田 幸典・真中 朋久


閉会の辞  林 和清

参加費 2000円

  kajin-shukai-spring2015.jpg
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2015年04月13日

今後の予定など

関西以外で、下記の歌会などに参加します。
多くの方とお会いできますように。

・5月17日(日) 「塔」浜松歌会
・6月 7日(日) 「塔」三重歌会
・7月15日(水) 現代歌人協会公開講座「出口王仁三郎の短歌」(東京)
           http://kajinkyokai.cafe.coocan.jp/profile.html
・7月20日(祝) 現代歌人集会春季大会(長崎)
           http://www.ac.auone-net.jp/~masanao/kajin-shukai-2015.pdf
・8月22日(土)23日(日) 「塔」全国大会(鹿児島)

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2015年03月29日

古い「アララギ」

京都府立図書館に行って古い「アララギ」を読む。
調べものがあったのだが、そちらは残念ながら見つからず、代りにこんなのを見つけた。

「アララギ」大正9年8月号の土屋文明選歌欄。
全部で42名が載っている。

「信濃 篠原逸也」「久留米 今井志加子」など、現在の結社誌と同じく「地名+氏名」が作品と一緒に載るのだが、時々、地名を書いていない人がいる。

そんな時、文明は作品の後に小さな字でコメントを記す。
それが全部で3人いる。

・岡崎真一  国名を書いて下さい
・田畑よしへ 国名を書くこと
・松浦路   何故国名を書かぬか

最初は丁寧にコメントしていたのが、だんだん腹が立ってきたのだろう。言葉がきつくなっていく。そんな文明の様子が見えてくるようで、何だか微笑ましい。松浦さんには申し訳ないけれど。

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2015年03月25日

掲載情報

現在発売中の「現代短歌」4月号で阿木津英さんと対談をしました。
「短歌と人間」というテーマで17ページにわたって話をしています。
どうぞ、お読みください。

また、毎日新聞に月に一回連載している「短歌月評」も丸一年になりました。
これまでに書いたもののタイトル、取り上げた歌集等は下記の通りです。

 ・「小高賢の言葉」(2014年4月21日朝刊)
    『シリーズ牧水賞の歌人たち 小高賢』
 ・「ジェンダーと選考」(5月19日朝刊)
    「本郷短歌」第三号
 ・「イクメンのいま」(6月16日朝刊)
    大松達知歌集『ゆりかごのうた』
 ・「以前と以後」(7月21日朝刊)
    梶原さい子歌集『リアス/椿』
 ・「決まり文句を使う」(8月18日朝刊)
    吉岡太朗、栗原夢子、辻井竜一
 ・「軍歌をめぐって」(9月22日朝刊)
    「佐佐木信綱研究」第二号、辻田真佐憲著『日本の軍歌』
 ・「渡辺松男とは誰か」(10月20日朝刊)
    渡辺松男歌集『きなげつの魚』、角川「短歌」10月号
 ・「文語と口語の新局面」(11月17日朝刊)
    安田純生、大辻隆弘、斉藤斎藤
 ・「新しい流れと結社」(12月14日朝刊)
    佐伯紺、石井僚一、谷川電話、吉岡太朗、楠誓英、服部真里子
 ・「玉石混淆の中から」(2015年1月26日朝刊)
    千種創一、平岡直子、小原奈実、七戸雅人、安田茜
 ・「御製と政治」(2月23日朝刊)
    松澤俊二著『「よむ」ことの近代』、平山周吉著『昭和天皇「よもの海」の謎』
 ・「身体と自然」(3月23日朝刊)
    小谷奈央「花を踏む」「鮑春来」

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2015年03月16日

短歌講座の写真

朝日新聞の夕刊にNHK学園の大きなカラー広告が載っている。

その中に「はじめての短歌」の広告もあるのだが、その写真がどうもいただけない。中高年の男女(夫婦?)が片手に短冊、片手に筆を持っている写真なのだ。

実際は、こんな場面はもう日常的にはほとんど見られない。

短歌をやらない方が短歌に対してこういうイメージを持っているのは仕方がないとしても、短歌講座を行う側がそれでは困るだろう。間違ったイメージを広げてしまうだけではないか。

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2015年03月15日

『現代秀歌』を読む会のお知らせ

永田和宏著『現代秀歌』(岩波新書)を読む会を月に1度行っています。
今年1月から毎回1章ずつ読み進めていて、次回3月24日(火)は第三章を読みます。

会の内容は、参加者が順番に声を出して読み、全員で感想や意見を語り合うというものです。事前の申し込みの必要はありません。「塔」会員以外の方も参加できますので、どうぞお気軽にご参加下さい。

日 時 毎月第4火曜日 午後1時〜4時
      3月24日(火)第三章 新しい表現を求めて
      4月28日(火)第四章 家族・友人
      5月26日(火)第五章 日常
      6月23日(火)第六章 社会・文化
      7月28日(火)第七章 旅
      8月25日(火)第八章 四季・自然
     10月27日(火)第九章 孤の思い
     11月24日(火)第十章 病と死

場 所 塔短歌会事務所
     〒604-0973 京都市中京区柳馬場通竹屋町下る五丁目228
           「碇ビル」2階西側
     http://www.toutankakai.com/officemap.gif

参加費 一回500円
問合せ 松村正直まで

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2015年03月10日

塔・未来合同全国大会(その2)

1965年に京都の「花の家」で行われた塔・未来合同歌会は、どんな内容だったのだろうか。大会の概要は下記の通りである。

8月21日(土)
17:00 集合、入浴、夕食
19:00 討論会「文明研究」(司会:岡井隆)
       ・黒住嘉輝「作品よりみた文明の幼児体験」
       ・大島史洋「文明の口語歌について」
       ・山上岩男「文明の連作論と連作」
       ・吉田 漱「文明短歌の生産」
       ・本郷義武「文明短歌への疑問」
22:00 就寝

8月22日(日)
 7:00 起床、朝食
 9:00 講話
       ・近藤芳美「正岡子規論」
       ・高安国世「近代ニヒリズムと詩精神」
10:30 歌会(途中昼食を挟む)
16:00 終了
18:00 懇親会

となっている。
近藤芳美も高安国世も土屋文明門下なので、初日の「文明研究」は順当なところだろう。豪華メンバーが揃っていて、参加してみたくなる。

ちなみに参加費は「2泊・懇親会出席」で2700円という時代である。
今から50年も前の話だ。

参加者は「未来」から、近藤芳美、大島史洋、岡井隆、石田比呂志、金井秋彦、松村あや、山埜井喜美枝、吉田漱、河村盛明、我妻泰、浅尾充子、米田律子など42名。

「塔」からは高安国世、田中栄、古賀泰子、藤重直彦、諏訪雅子、藤井マサミ、栗山繁、本郷義武、黒住光、黒住嘉輝、澤辺元一など31名であった。

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2015年03月09日

塔・未来合同全国大会(その1)

「八雁」3月号を読んでいたら、阿木津さんの連載「続 欅の木の下で」の中に、田井安曇さんが「綱手」2011年4月号に書いた文章が載っていた。

だが恥ずかしながら一番印象に残っているのは、近藤芳美氏が仕事で長期海外旅行に出掛けた留守中の、京都嵐山は公務員保養施設「花の家」での高安国世ほか「塔」一門との合同夏期大会だ。芸のない私と石田比呂志はここの大広間で相撲を取り、見掛けはちっとも強そうでない私が一番勝ち、次は用心した彼が引き分けに持ち込んだことである。

「大広間で相撲を取り」というのが、何とも楽しい。
今ではこういう光景はあまり見られないだろう。

ここで気になるのが「近藤芳美氏が仕事で長期海外旅行に出掛けた留守中の」という部分。1965年に京都「花の家」で行われた塔・未来合同全国大会には近藤芳美も参加している。「塔」1965年10月号の記録に残っているので間違いない。

実は「塔」と「未来」の合同大会は1962年に長野県諏訪市の「湖泉荘」でも行われており、田井の記憶はそれと混同しているのではないか。

未来短歌会編『「未来」と現代短歌』には、この大会の写真が載っている。
キャプションには

昭和37年8月12日 諏訪大会 下諏訪にて 8月 近藤芳美シベリア、ヨーロッパへ旅行。

とあって、田井の文章と辻褄が合う。
写真に近藤は写っておらず、前列中央には高安国世が座っている。

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2015年02月28日

公開講座「短歌の世界へようこそ」

朝日カルチャーセンター芦屋教室で、「短歌の世界へようこそ」という公開講座を行います。

日時 3月13日(金)10:30〜12:00
場所 朝日カルチャーセンター芦屋教室(JR芦屋駅前 ラポルテ本館4階)
受講料 会員 2,592円 一般 3,024円

お申込み https://www.asahiculture.jp/ashiya/course/9347b861-62e4-6818-31ee-54d1cd5add7e

「短歌は難しいものでも古臭いものでもありません。今を生きている私たちの日々の生活をスケッチしたり、気持ちを表したりするのに最も適した文芸です。恋の歌、家族の歌、旅の歌、自然の歌、社会の歌、どんな題材も歌になります。57577のわずか三十一音の世界が、どれほど楽しくワクワクするものなのか。俵万智、穂村弘、河野裕子、小島ゆかり、吉川宏志、山崎方代といった歌人の作品を鑑賞しながら、短歌の魅力や味わい方をわかりやすく丁寧に解説します。」

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2015年02月25日

はだかの自分

大会社から独立して起業した主人公が、なじみの得意先に挨拶に行くと、「えっ?本当に辞めちゃったの?○○社の課長ということでこれまでお付き合いしてきたんで、今後はちょっと・・・」などと仕事を断られてしまう。

そんなシーンが小説やドラマではよくある。

あれは、なかなかいいものだな。一見、「世の中そんなに甘くないよ」というだけの話のように見えるけれど、そうではない。主人公がそこで「はだかの自分」に気付くというのが大事なことなのだろう。

はだかの自分の非力さを思い知らされるというのは、きっと何よりも得難い体験であるにちがいない。

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2015年02月16日

朱入れ

座談会や対談の原稿の朱入れは、いつも気が重くなる。なかなか作業に取り掛かることができず、気持ちばかりが焦ってしまう。自分の発言を読み返すのがしんどいのだ。

「もっとうまく喋れたな」とか「あそこでああ言えば良かった」などというのであれば、話は簡単である。朱入れで修正や加筆をすれば良いだけのことだ。問題はそこではない。

自分が最善を尽くして話したにもかかわらず、「この程度でしかなかったのか」という気の重さなのである。原稿を直してみたところでどうにもならない。ありのままの自分の現実を、否応なく突き付けられる。

こういう経験はこれまで何度かしてきたが、きっといつまでもその繰り返しなのだろうな。

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2015年02月13日

あゝそれなのに

映画『喜びも悲しみも幾歳月』を見ていたら、昭和12年、長崎県五島列島の女島(めしま)灯台に勤務する主人公が同僚と一緒に「あゝそれなのに」を歌うシーンがあった。

♪ ああ、それなのにそれなのに、ねえ、おこるのはおこるのはあたりまえでしょう

「あゝそれなのに」は作詞:星野貞志(サトウハチロー)、作曲:古賀政男。昭和11年に発売され、翌12年に映画の挿入歌となると40万枚とも50万枚とも言われる大ヒットとなった曲である。

茂吉の歌に登場することからも、そのヒットぶりが窺える。

鼠の巣片づけながらいふこゑは「ああそれなのにそれなのにねえ」
              斎藤茂吉『寒雲』(昭和15年)

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2015年02月11日

歌壇賞授賞式など

昨日は17:00からアルカディア市ヶ谷にて、第26回歌壇賞の授賞式と懇親会があった。受賞者は鳥取の「みずたまり」の小谷奈央さんの「花を踏む」30首。

同性のひとと話しているときはすこし〈男〉にかたむく水か
カーディガンの袖に片腕ずつ通す むこうの海にふれそうになる
すずかけの低い葉っぱに触れながら博物館へ骨を見に行く
鞄からいっぽんの蔓ひきだしてアイスランドの歌声を聴く
遠さとはおまえのことか いま誰かわたしの水に耳まで沈む

言葉が沁み込んでくるような歌が多く、今後が楽しみな歌人だ。
小見山輝さん、小黒世茂さん、及川隆彦さん、千々和久幸さん、平岡直子さん、佐伯紺さん、谷村はるかさんといった方々と話をする。二次会、三次会まで行って夜中の2:00まで。

その後、神田に泊まって、今日は根岸の子規庵へ。

P1040410.JPG

子規庵周辺は噂には聞いていたがラブホテルだらけ。その中にこうして子規庵が(昭和25年の復元ではあるが)残っているのは奇跡的なことだと思う。

子規庵の向かいにある書道博物館(中村不折記念館)もついでに見学。こちらも企画展「中村不折―僕の歩いた道―森鴎外、夏目漱石たちとの交流」をやっていて、見どころが多かった。

posted by 松村正直 at 16:36| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月07日

公開講座「短歌の世界へようこそ」

初心者の方向けに、短歌の公開講座を行います。
短歌に別に興味がない方も、ちょっと興味がある方も、読むのは好きだけど自分で作るのは……という方も、皆さんどうぞお気軽にご参加下さい。

日 時 2015年3月13日(金)10:30〜12:00
場 所 朝日カルチャーセンター芦屋教室
    (JR芦屋駅前・ラポルテ本館4階)
参加費 会員2592円、一般3024円。

「短歌は難しいものでも古臭いものでもありません。今を生きている私たちの日々の生活をスケッチしたり、気持ちを表したりするのに最も適した文芸です。恋の歌、家族の歌、旅の歌、自然の歌、社会の歌、どんな題材も歌になります。57577のわずか三十一音の世界が、どれほど楽しくワクワクするものなのか。俵万智、穂村弘、河野裕子、小島ゆかり、吉川宏志、山崎方代といった歌人の作品を鑑賞しながら、短歌の魅力や味わい方をわかりやすく丁寧に解説します。」

詳しくは→こちら


posted by 松村正直 at 13:32| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月05日

河口慧海の短歌

小池光『短歌 物体のある風景』を読んでいたら、「河口慧海のうた」という文章があった。僧侶・仏教学者にして探検家の河口慧海が短歌を詠んでいたのを初めて知る。

この『チベット旅行記』が、実は一種の〈歌日記〉であることはあまり知られていない。

とあるので、早速『チベット旅行記』を調べてみると、確かに旅の途中でしばしば短歌を詠んでいる。

いざ行かんヒマラヤの雪ふみわけて
法(のり)の道とく国のボーダに
月清しおどろにうそぶく虎の音に
ビチャゴリ川の水はよどめる
ヒマラヤの樹(こ)の間(ま)岩間(いはま)の羊腸折(つづらをり)
うらさびしきに杜鵑(ほととぎす)啼(な)く
毘廬遮那(ビルシャナ)の法(のり)の御旗(みはた)の流れかと
思はれにけるブラフマの川
草かれて尾花も萩もなき原に
やどれる月のいともさびしき

さらに『第二回チベット旅行記』には「雪山歌旅行」として260余首が収められているらしい。う〜ん、興味が湧く。

posted by 松村正直 at 08:09| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月31日

木下こう歌集『体温と雨』批評会

13:30から大阪市中央区民センターにて開催。
パネリスト:大森静佳、黒瀬珂瀾、吉川宏志。司会:横井典子。
東京や大分からも参加者があり、盛況であった。

たて笛に遠すぎる穴があつたでせう さういふ感じに何かがとほい
昏れやすきあなたの部屋の絵の中にすこし下がるとわたしが映る
北の木のただいつぽんの佇みに質量のなき手をそへてゐし
てのひらにみづひびかせて水筒に透明な鳥とぢこめてゆく
やまももがうつそり甘いもうすこし風がとほるといいのだけれど

あらためて良い歌が多い歌集だと思う。
パネリストの意見や会場発言を聞いて、自分なりにいろいろと気づくことがあった。

17:00終了。
その後、近くの居酒屋で懇親会。
久しぶりに会う人も多く、楽しく、また刺激を受けた一日だった。

posted by 松村正直 at 23:44| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月28日

公開講座「出口王仁三郎の短歌」

7月15日(水)に現代歌人協会の公開講座「出口王仁三郎の短歌」にパネリストとして参加します。メインパネリストは笹公人さん、司会は渡英子さん。

会場:学士会館
時間:午後6時〜8時(受付開始5時30分)
聴講料:前売り6回通し=6000円(3月末締切)

お申込みは聴講料を添え(現金書留または郵便為替)、3月末日までに下記宛てにご郵送でお申込ください。1回毎の聴講をご希望の方は当日受付となります。(1500円)

*現代歌人協会会員は無料

〒170-0003 東京都豊島区駒込1-35-4-502
            現代歌人協会 公開講座係

詳細は→こちら

posted by 松村正直 at 07:04| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月13日

想像の味

子どもの頃、本の中に知らない食べ物が出てくるとワクワクしたものだ。書かれた言葉だけから想像する味は、何とも魅力的なものであった。

そんな思い出のベスト3は、『大どろぼうホッツェンプロッツ』のザワークラウト、『チョコレート戦争』のエクレール(エクレア)、『燃えながら飛んだよ』の焼きリンゴ。

どれもいまだに名前を聞いただけでワクワクしてしまう。と言っても、別に実際の「ザワークラウト」や「エクレア」や「焼きリンゴ」が好きなわけではない。あくまで想像の味が好きなのである。

posted by 松村正直 at 20:41| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月10日

お詫び

体調不良のため、今日と明日の外出予定はすべてキャンセルしました。
皆さんにご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
月曜日から復帰します。

今日・明日は家でおとなしく寝ていよう・・・と思ったら、「塔」の初校ゲラの取りまとめ作業があったのでした。まずは、全力でそれを終わらせます。

posted by 松村正直 at 09:48| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月05日

『現代秀歌』を読む会のお知らせ

永田和宏著『現代秀歌』(岩波新書)を読む会を始めます。2015年1月から、毎回1章ずつ読み進めていきます。会の内容は、参加者が順番に声を出して読み、全員で感想や意見を語り合うというものです。事前の申し込みなどの必要はありません。「塔」会員以外の方も参加できますので、どうぞお気軽にご参加下さい。

日 時 毎月第4火曜日 午後1時〜4時
      1月27日(火)第一章 恋・愛
      2月24日(火)第二章 青春
      3月24日(火)第三章 新しい表現を求めて
      4月28日(火)第四章 家族・友人
      5月26日(火)第五章 日常
      6月23日(火)第六章 社会・文化
      7月28日(火)第七章 旅
      8月25日(火)第八章 四季・自然
     10月27日(火)第九章 孤の思い
     11月24日(火)第十章 病と死

場 所 塔短歌会事務所
     〒604-0973 京都市中京区柳馬場通竹屋町下る五丁目228
           「碇ビル」2階西側
     http://www.toutankakai.com/officemap.gif

参加費 一回500円
問合せ 松村正直まで

posted by 松村正直 at 06:08| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月02日

カルチャーセンター

京都は雪のお正月になりました。

  P1040369.JPG

今年も下記のカルチャーセンターで短歌講座を行います。
興味のある方は、ぜひご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室
  (06−6346−8700)
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
   A組 10:30〜12:30
   B組 13:00〜15:00
    *奇数月を松村正直が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室
  (0797−38−2666)
 「はじめてよむ短歌」
   毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室
  (0797−38−2666)
 「短歌実作」 毎月第3金曜日
   A組 11:00〜13:00
   B組 13:30〜15:30
    *偶数月を松村正直が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンター千里セルシ―
  (06−6835−7400)
 「はじめての短歌」
   毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンターKYOTO
  (075−254−2835)
 「はじめての短歌」
   毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMO
  (075−623−5371)
 「はじめての短歌」
   毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター
  (075−573−5911)
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
   毎月第2月曜日 13:00〜15:00

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2015年01月01日

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

年末年始は山梨県身延町の母の家に行ってました。
車窓から富士山を見て、今日は富士川の冷たい水に触りました。

   P1040363.JPG

今年もよろしくお願いします。

posted by 松村正直 at 21:25| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月09日

小池光と茂吉

小池光の「球根」には、茂吉の歌を踏まえた歌がいくつかある。

板の間に横たはりつつ「ぼろきれかなにかの如く」なりたる猫は

 街上に轢(ひ)かれし猫はぼろ切(きれ)か何かのごとく平(ひら)たくなりぬ
      斎藤茂吉『白桃』

わが知らぬ南蛮啄木(けら)といふ鳥を茂吉うたへり四十九歳

 くれなゐの嘴(はし)もつゆゑにこの鳥を南蛮(なんばん)啄木(けら)と山びと
 云へり  斎藤茂吉『たかはら』

紙をきる鋏に鼻毛きりたればまつしろき毛がまじりてゐたり

 München(ミュンヘン)にわが居りしとき夜(よる)ふけて陰(ほと)の白毛
 (しらげ)を切りて棄てにき  斎藤茂吉『ともしび』

こんなふうに読み比べてみるのも、なかなか楽しい。

posted by 松村正直 at 21:55| Comment(1) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月08日

週末の出来事など

6日(土)は14:00から、なんば市民学習センターにて、クロストーク短歌「虚構の楽しさ 虚構の怖さ」。吉川宏志さんと二人で3時間喋る。最初は3時間も持つのかなと思っていたのだが、聴衆の皆さんの反応も良く、話し始めるとけっこう話せるものなのであった。

前半は、俵万智さんの「サラダ記念日」の一首や石井僚一さんの「父親のような雨に打たれて」から始めて、平井弘、寺山修司といった定番から、永田和宏「首夏物語」、高野公彦「楕円思想」などの連作について、話をする。

後半は一転して、吉川さんの「火柱」や僕の「人魚の肉」など、自分たちの虚構の歌についての話。種明かし的な話は苦手なのだが、これもけっこう楽しかった。普段は言わない(言えない)ようなことまで言ってしまった。たまには、こういうのも良いのかもしれない。

7日(日)は13:00から、アークホテル京都にて、現代歌人集会秋季大会。前回の春季大会に続いて総合司会を務める。

最初に大辻隆弘さんの基調講演「水原紫苑再読」。水原さんの9冊の歌集から23首の歌を引いて、一首一首丁寧に読みながら、初期から中期、そして後期(?)へと作品の変遷や魅力をわかりやすく話していただいた。

続いて水原紫苑さんの公開インタビュー「桜は本当に美しいのか」。インタビューとあるけれど、実際は林和清さんとの対談といった感じである。古典に造詣の深い2人のやり取りはテンポも良く、笑いもあり、話もよく噛み合って、実に面白く刺激的であった。プロの業と呼ぶべきか。

その後、現代歌人集会賞の授与式と総会、懇親会。
自分ももっともっと頑張らなくてはと思った2日間であった。

posted by 松村正直 at 09:06| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月04日

佐藤佐太郎短歌賞授賞式など

昨日は18:00から中野サンプラザで、第1回佐藤佐太郎短歌賞の授賞式。
選考委員の方や出席者の方から、歌集や歌につて多くのスピーチをいただき、たいへんありがたかった。初めてお会いする方や初めて言葉を交わす方も多く、楽しい一日であった。

受賞挨拶で言い忘れたのだが、版元の六花書林(りっかしょりん)さんには非常にお世話になった。これで評論集『短歌は記憶する』、評伝『高安国世の手紙』、歌集『午前3時を過ぎて』と3冊続けて六花書林で出したことになる。いずれも、まだ在庫があるので、ご注文は六花書林 http://rikkasyorin.com/ または松村まで。

中西亮太さんがブログ「和爾、ネコ、ウタ」で4回にわたって『午前3時を過ぎて』について注釈ノートを書いて下さった(11月23、25、27、30日)。「塔」2014年8月号にお書きいただいた書評の続きということらしい。ありがとうございます。

posted by 松村正直 at 22:34| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

現代歌人集会秋季大会

12月7日(日)に、京都で現代歌人集会の秋季大会が開催されます。
今回は水原紫苑さんをお招きして、公開インタビューを行います。
皆さん、どうぞご参加下さい。講演会は当日参加OKです。

日時 平成26年12月7日(日) 午後1時開会(開場12時)
場所 アークホテル京都(TEL075−812−1111)

司会 松村正直理事

プログラム
 基調講演 大辻隆弘理事長

 公開インタビュー「桜は本当に美しいのか」
  ゲスト 水原紫苑氏
  聞き手 林和清副理事長

 第40回現代歌人集会賞授与式
  ・『青昏抄』楠誓英氏
  ・『日時計』沙羅みなみ氏
  選考経過報告 真中朋久理事

 総会 午後3時45分〜
  事業報告 永田淳理事
  会計報告 前田康子理事
  新入会員承認 島田幸典理事
  閉会の辞 中津昌子理事

 懇親会 午後4時30分〜6時30分
  (11月30日までにお申込み、キャンセル不可)

参加費 講演会1500円、懇親会6000円(当日お支払い下さい)

お申込 〒603-8045 京都市北区上賀茂豊田町40-1 Fax075-705-2839
    E-mail : seijisya@osk3.3web.ne.jp 永田淳まで

詳しくは→現代歌人集会秋季大会チラシ

posted by 松村正直 at 11:29| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月20日

橄欖追放

東郷雄二さんがブログ「橄欖追放」(第154回)で、歌集『午前3時を過ぎて』を取り上げてくださいました。ありがとうございます。

http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/tanka/tanka/kanran154.html


posted by 松村正直 at 07:46| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月15日

クロストーク短歌「虚構の楽しさ、虚構の怖さ」

吉川宏志さんが毎回ゲストを招いて、短歌について対談するクロストーク短歌。
その第4回で「短歌の虚構」について、吉川さんと話をします。

日時 12月6日(土)午後2時〜5時 (受付1時30分〜)
場所 なんば市民学習センター(TEL06-6643-7010)
    【地下鉄】御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば」駅下車
    【JR】「JR難波」駅上

当日会費 2500円
     (11月30日までに入金された場合 2,000円)

申込方法 メールでお申し込みください。
      宛先 cby21310@@gmail.com まで(@を1つ取ってください)
      件名「クロストーク短歌の申込」とし、本文に@お名前 A連絡できる
      電話番号 を送信してください。折り返し、受付メールを送ります。
      (定員になり次第、締切となります)

posted by 松村正直 at 08:41| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月13日

遠交近攻

いくつもの原稿の締切を抱えている時に有効な方法が「遠交近攻」。

「中国、戦国時代に魏の范雎(はんしょ)の唱えた外交政策。遠い国と親しく交際を結んでおいて、近い国々を攻め取る策。秦はこれを採用して他の6国を滅ぼした」(『広辞苑』)

締切に追われると他のことに逃げたくなる。その気持ちを利用して、まず先の締切を片付けてしまう。そうすると気持ちにゆとりが生まれて、目の前の締切にグッと集中できる。これが私の遠交近攻(?)。

例えばA(5日締切)、B(10日締切)、C(15日締切)と三つの原稿が続いている場合、1日から5日までAを書いて、6日から10日までBを書いて・・・とやっていると、ずっと締切に追われ続けていてしんどい。気が休まる時がない。

そこで、先にBやCを片付けてしまうのだ。そして締切まで間があっても提出してしまう。すると、先の予定が明るくなってゆとりが生まれ、Aの原稿も一気に書き上げられるというわけ。

まあ、そうならなかったら終わりだけどね。

posted by 松村正直 at 08:15| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月09日

現代歌人集会秋季大会

12月7日に京都で現代歌人集会の秋季大会が開催されます。
皆さん、どうぞご参加下さい。

日時 平成26年12月7日(日) 午後1時開会(開場12時)
場所 アークホテル京都(TEL075−812−1111)

司会 松村正直理事

プログラム
 基調講演 大辻隆弘理事長

 公開インタビュー「桜は本当に美しいのか」
  ゲスト 水原紫苑氏
  聞き手 林和清副理事長

 第40回現代歌人集会賞授与式
  ・『青昏抄』楠誓英氏
  ・『日時計』沙羅みなみ氏
  選考経過報告 真中朋久理事

 総会 午後3時45分〜
  事業報告 永田淳理事
  会計報告 前田康子理事
  新入会員承認 島田幸典理事
  閉会の辞 中津昌子理事

 懇親会 午後4時30分〜6時30分
  (11月30日までにお申込み、キャンセル不可)

参加費 講演会1500円、懇親会6000円(当日お支払い下さい)

お申込 〒603-8045 京都市北区上賀茂豊田町40-1 Fax075-705-2839
    E-mail : seijisya@osk3.3web.ne.jp 永田淳まで

詳しくは→ 現代歌人集会秋季大会プログラム14.pdf

posted by 松村正直 at 06:20| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月08日

短歌な一日

昨日は、朝8:30に家を出て、
10:30から芦屋の朝日カルチャーで「はじめての短歌」の講座。

12:30に終了後、急いで芦屋市民会館へ移動して、
13:00から「塔」の芦屋歌会。

参加者は25名と、いつもの部屋が満席の状態だった。
16:30に終って、電車で京都へ。

18:00から現代歌人集会の理事会。
現代歌人集会賞の選考を行う。
20:30に終了。

21:30帰宅。

多くの良い歌を目にして、刺激を受ける一日だった。
でも、これを自分の歌作りに活かしていかないとなあ。

posted by 松村正直 at 05:22| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月01日

講演会「河野裕子と歌」

11月22日(土)午後2時〜3時半、滋賀県湖南市立甲西図書館で、「河野裕子と歌」という講演会を行います。

入場は無料。定員70名。
本日より図書館にて受付を開始しました。(TEL 0748−72−5550)

詳しくは、下記のチラシをご覧ください。
http://lib.edu-konan.jp/image/201409kawano.pdf

湖南市立甲西図書館は、JR草津線「甲西駅」より徒歩約15分。
11月23日(日)まで、「歌人河野裕子〜夫(恋人)を歌う〜展」という展示も行っています。


posted by 松村正直 at 19:46| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月24日

紅葉の万博公園で短歌を詠む

JEUGIAカルチャーセンターで「紅葉の万博公園で短歌を詠む」という単発の企画を行います。万博公園を散策して歌を詠み、日本料理「花せんり」(ホテル阪急エキスポパーク内)でランチを食べて、その後、歌の批評を行うという会です。

まだ、だいぶ空きがありますので、興味のある方はぜひご参加下さい。
楽しい一日にしたいと思っています。

11月6日(木) 10:15〜14:00
定員 20名
参加費 5408円 (税込、ランチ代込)
お申込みは、JEUGIAカルチャー千里セルシ―(06-6835-7400)まで
http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_17-15703.html

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2014年10月19日

「石神井書林古書目録」94号

近代詩歌の専門古書店「石神井書林」から、最新の古書目録が届いた。
2009年に亡くなった冨士田元彦さんの旧蔵書や冨士田元彦宛書簡などが大量に出ている。これは、かなり貴重なものだ。

いくつか挙げてみる。

塚本邦雄書簡・葉書一括(冨士田元彦宛、書簡41通、葉書79通) 324,000円
中井英夫自筆草稿「浜田到小論」 97,200円
寺山修司自筆草稿「正義派 冨士田元彦」 97,200円
前登志夫書簡・葉書一括(冨士田元彦宛、書簡96通、葉書34通) 216,000円
春日井建自筆詩稿「パゾリーニ小論」 108,000円

他にもたくさんある。
欲しいものもたくさんある。
文学館などに一括して寄付・収蔵されれば良かったのになあ、とも思う。

posted by 松村正直 at 07:21| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月16日

佐藤佐太郎短歌賞

このたび、歌集『午前3時を過ぎて』が、第1回佐藤佐太郎短歌賞を受賞することに決まりました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141015-00000076-mai-soci

現代短歌社の主催で、今年新たに設けられた賞です。
「現代短歌新聞」11月号および「現代短歌」12月号で発表され、授賞式は12月3日、東京の中野サンプラザで行われます。

歌集をお読み下さった方々、そしていつも応援して下さっている方々に、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

posted by 松村正直 at 06:59| Comment(6) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月11日

11月のイベント

○「紅葉の万博公園で短歌を詠む」

11月6日(木) 10:15〜14:00
定員 20名
参加費 5408円 (税込、ランチ代込)
お申込みは、JEUGIAカルチャー千里セルシ―(06-6835-7400)まで
http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_17-15703.html

○講演「河野裕子と歌」

11月22日(土)14:00〜15:30
滋賀県湖南市立甲西図書館
定員 70名
参加費 無料
お申込みは、湖南市立甲西図書館(0748-72-5550)まで
 *受付開始は11月1日。
http://www.ac.auone-net.jp/~masanao/kouen.doc

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2014年10月07日

夫婦連名

歌集批評会の案内を、夫婦連名の宛名でいただくことがこの頃多くなった。
できれば、別々に送ってほしいというのが正直なところ。

夫婦だからと言って、いつも一緒に行動しているわけではないし、例えば1人が出席で1人が欠席の場合、返信葉書にどのように○を付けたらいいのか、考えてしまう。

でも、こういうのはなかなか微妙な話なので、仕方がないのだとも思う。
歌集の寄贈の場合は、別々に2冊送っていただくよりも連名で1冊の方が有難いのだから。(あくまで、わが家に限った話です)

そのあたりの感覚は、人によっても違うし、家によっても違うのだろう。


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2014年10月01日

協同組合

先日読んだ『日本漁業の真実』は、漁業協同組合に関して次のように書いている。

組合員は出資者である一方、事業利用者でもある。当たり前のことであるが、事業は組合員のみなのためのものでなければならないので、組合員は事業運営にも参加しなければならないことになる。これは協同組合の原理である。

「事業運営にも参加」する必要があるというのが大切な指摘だろう。

換言すると、加入が認められて組合員になると、事業利用(サービスの享受)の「権利」を得ると同時に、事業運営に参加する「責任」が生じるのである。漁協自治の形成は、この組合員の参加・責任にかかっている。

短歌結社もたぶん同じことだと思う。
「権利」と「責任」のバランスが大事なのである。

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