2017年12月31日

2017年の活動記録

*この記事は常に一番上に表示されています。
 最新の記事は一つ下を見て下さい。

作品
 ・「記憶について」20首(「現代短歌」1月号)
 ・「おとうと」30首(「短歌研究」1月号)
 ・題詠「惑う」5首(角川「短歌」2月号)
 ・「地中にふかく」8首(「弦」第38号)
 ・「動物について」20首(「現代短歌」4月号)
 ・「海と飛行機」30首(「短歌研究」4月号)
 ・「紫のひと」33首(「短歌往来」5月号)
 ・「眠りについて」20首(「現代短歌」7月号)
 ・「桜のからだ」30首(「短歌研究」7月号)
 ・「正解」7首(「現代短歌」8月号)
 ・「布引の滝」30首(「短歌研究」10月号)

時評
 ・歌壇時評「方言、共同体、死者の声」(角川「短歌」1月号)
 ・歌壇時評「日本語文法と短歌」(角川「短歌」2月号)
 ・歌壇時評「歴史から今を見る視点」(角川「短歌」3月号)
 ・歌壇時評「短歌の読みを考える」(角川「短歌」4月号)
 ・歌壇時評「「ね」とレチサンス」(角川「短歌」5月号)
 ・歌壇時評「歳月を抱える歌」(角川「短歌」6月号)
 ・短歌月評「様々な顔の沖縄」(「毎日新聞」1月30日朝刊)
 ・短歌月評「新たな一歩」(「毎日新聞」2月27日朝刊)
 ・短歌月評「自他合一の精神」(「毎日新聞」3月27日朝刊)
 ・短歌月評「老いの中の若さ」(「毎日新聞」4月24日朝刊)
 ・短歌月評「真っ直ぐな子規」(「毎日新聞」5月22日朝刊)
 ・短歌月評「同人誌・個人誌」(「毎日新聞」6月26日朝刊)
 ・短歌月評「『サラダ記念日』30年」(「毎日新聞」7月24日朝刊)
 ・短歌月評「ミサイル問題」(「毎日新聞」8月28日朝刊)
 ・短歌時評「デビューのかたち」(「毎日新聞」9月25日朝刊)

評論
 ・常識・過去・重層性・多義性(「歌壇」9月号)
 ・十首でわかる短歌史 見果てぬ夢(「現代短歌」9月号)

書評
 ・櫟原聰著『一語一会』評(「短歌往来」1月号)
 ・染野太朗歌集『人魚』評(「現代短歌新聞」3月号)
 ・細溝洋子歌集『花片』評(「うた新聞」3月号)
 ・斎藤諒一歌集『春暁』評(「現代短歌」6月号)
 ・畑谷隆子歌集『シュレーディンガーの猫』評(「好日」7月号)
 ・井上孝太郎歌集『サバンナを恋ふ』評(「短歌人」9月号)

その他
 ・講演ファイル「佐藤佐太郎の火山の歌」(「現代短歌新聞」1月号)
 ・全国結社歌誌動向「塔」(角川「短歌」2月号)
 ・特集「わたしの気になる《沖ななも》」(「北冬」17号)
 ・「読者歌壇」選者(「現代短歌新聞」4月号〜9月号)
 ・座談会「バブルが短歌に与えたもの」(角川「短歌」5月号)
 ・講演「樺太を訪れた歌人たち」要旨(「樺連情報」第807号)
 ・「戦争に賛成し熱狂するだろう私たち」(角川「短歌」8月号別冊付録)
 ・「短歌の骨法―石田比呂志の歌の魅力」(第六回琅玕忌だより)
 ・鑑賞「時代を変えた近代秀歌七十首」(角川「短歌」10月号)

出演
 ・「樺太の暮らしを“解凍”」(「京都新聞」1月25日朝刊)
 ・講演「短歌の骨法―石田比呂志の歌の魅力」(2月18日)
 ・講演「樺太を訪れた歌人たち」(5月16日)

posted by 松村正直 at 23:59| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月19日

第20回「あなたを想う恋の歌」作品募集中!


現在、第20回「あなたを想う恋の歌」の作品を募集中です。
締切は10月31日(当日消印有効)
http://www.manyounosato.com/

最優秀賞(1首)は10万円、優秀賞(3首)は3万円、秀逸(10首)は1万円。
しかも、投稿料は無料!
ネットからも投稿できます。

皆さん、ぜひご応募ください。

posted by 松村正直 at 23:45| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月17日

今後の予定


下記の歌会やイベントに参加します。
お近くの方は、どうぞお越しください。

・10月1日(日)  「塔」岡山歌会
・10月8日(日)  「塔」東海歌会(名古屋)
・10月21日(土) 堺短歌大会 講演「啄木の現代的な魅力」
・12月3日(日)  現代歌人集会秋季大会(京都)
・12月10日(日) 「塔」滋賀歌会

よろしくお願いします。
posted by 松村正直 at 08:38| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

日々のクオリア


砂子屋書房のホームページの一首鑑賞「日々のクオリア」で、
『風のおとうと』の歌を引いていただきました。
ありがとうございます。

https://sunagoya.com/tanka/?p=17441

posted by 松村正直 at 17:42| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

「男」と「男性」


今日の朝日新聞(大阪本社版)夕刊に「住宅街で発砲 男性死亡」「殺人容疑 男が逃走」という見出しがあった。記事を読むと

車から降りた男性と男が口論した後、路上で撃たれたとみられるという。現場で目撃した人によると、男性が「撃ってみんかい」と言い、男が発砲して逃げたという。

亡くなった被害者も逃走した容疑者も、まだ氏名はわからない。そのため「男性」「男」という表記になるのだが、そこに規則性があることに気が付いた。

被害者は「男性」で、容疑者は「男」。どちらも意味は一緒だが、「男性」の方が丁寧な印象を与えるので、こういう使い分けがされているのだろう。


posted by 松村正直 at 23:32| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月11日

堺短歌大会


P1050863.JPG

10月21日(土)の堺短歌大会で講演をします。
題は「啄木短歌の現代的な魅力」。

どなたでも参加できますので、皆さんどうぞお越しください。
posted by 松村正直 at 09:47| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月08日

カルチャーセンター


大阪、芦屋、京都でカルチャー講座を担当しています。
短歌に興味のある方は、どうぞご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
  A組 10:30〜12:30
  B組 13:00〜15:00
   *奇数月を松村が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」
  毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作(A)」 毎月第3金曜日 11:00〜13:00
 「短歌実作(B)」 毎月第3金曜日 13:30〜15:30
   *偶数月を松村が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンターイオンタウン豊中緑丘 06−4865−3530
 「はじめての短歌」
  毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンター京都 de Basic. 075−254−2835
 「はじめての短歌」
  毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMOテラス 075−623−5371
 「はじめての短歌」
  毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
  毎月第2月曜日 13:00〜15:00

posted by 松村正直 at 14:18| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月07日

確率を考える(その2)


「そんなの偶然だよ」と言われるかもしれないので、遊び半分ではあるが確率を計算してみよう。五十音の出現率をそれぞれ50分の1(0.02%)と仮定すると、二句以下の頭の字がその前の句の中にすべて含まれる確率は

(0.02×5)×(0.02×7)×(0.02×5)×(0.02×7)=0.000196

となる。約5000首に1首という確率である。

もっとも、実際には五十音の出現率はすべて同じではなく、字によってバラツキがある。そこで、ネットで見つけた表を参照して、「し」0.046%、「あ」0.017%、「き」0.024%という値で計算し直してみる。
http://www7.plala.or.jp/dvorakjp/hinshutu.htm

(0.046×5)×(0.017×7)×(0.024×5)×(0.046×7)=0.001057

約1000首に1首という確率だ。

別に佐太郎がそうしようと意識して作ったわけではないだろうが、結果的には良い調べを生み出すもとになっている。言葉をならべる際に、そのような音を選ぶ感覚が身についていたということであろう。

posted by 松村正直 at 06:43| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月06日

『風のおとうと』 販売中


無題1.png


松村正直の第4歌集『風のおとうと』(六花書林、2500円)、
現在 Amazon でも販売中です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4907891490?tag=vc-1-513774-22&linkCode=ure

お買い求め下さった方々、ありがとうございます。

posted by 松村正直 at 00:27| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月05日

確率を考える(その1)


佐藤佐太郎に関する本を読んでいて、自分なりの発見があった。

つるし置く塩鱒ありて暑き日を黄のしづくまれに滴るあはれ
                 佐藤佐太郎『立房』
     (三句目はのちに「暑きひる」と改作)

「塩鱒」は保存用に塩漬けした鱒のことで、新巻鮭のように縄などで括って吊るしてあるのだろう。そこから、黄色っぽい脂が滴り落ちるのである。粘り気のある脂の感じや、それがたまに滴となって落ちる様子が、実によく見えてきて、以前から好きな歌である。

この歌は内容だけでなく、調べも良い。どこが良いのかと考えていて、あることに気が付いた。

つるおく/おますりて/ひを/づくまれに/たたるあはれ

こうして平仮名にしてみるとよくわかるのだが、二句以下の頭の音「し」「あ」「き」「し」が、その前の句にそれぞれ含まれているのである。これが、一首を読んだ時の心地良さにつながっているのだと思う。

posted by 松村正直 at 07:08| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

9月3日と言えば


今日はドラえもんの誕生日。
2112年9月3日なので、あと95年。

歌集『風のおとうと』はAmazonでの販売も始まりました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4907891490?tag=vc-1-513774-22&linkCode=ure

posted by 松村正直 at 00:14| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

第20回「あなたを想う恋の歌」作品募集中!


現在、第20回「あなたを想う恋の歌」の作品を募集中です。
締切は10月31日(当日消印有効)
http://www.manyounosato.com/

最優秀賞(1首)は10万円、優秀賞(3首)は3万円、秀逸(10首)は1万円。
しかも、投稿料は無料!
ネットからも投稿できます。

皆さん、ぜひご応募ください。

posted by 松村正直 at 22:42| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

夕焼け


今日は久しぶりに一日中家にいた。

P1050834.JPG

ベランダから見た夕焼け。
子どもの頃に遊んだ三角公園を思い出す。

posted by 松村正直 at 18:49| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

できたて


 P1050815.JPG

第4歌集『風のおとうと』ができました。

ご注文は、六花書林 http://rikkasyorin.com/
または、松村正直 masanao-m@m7.dion.ne.jp までお願いします。
定価2500円(税別)です。


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2017年08月21日

もう会えない人たち


19日、20日と「塔」の全国大会で福島県の郡山へ行ってきた。
全国から175名が集まって、賑やかで楽しい二日間だった。

ご高齢のために大会に参加できない台湾の会員の方に寄せ書きを
したり、今は寝たきりの状態となっている方の話を聞いたりもした。

今日は今日で、僕が「塔」に入会した頃にとてもお世話になった方が
退会するとの連絡があり、久しぶりに電話で話をした。懐かしかった。
一緒に勉強会をしたりしていたのは、もう15年くらい前だろうか。

毎年多くの会員が全国大会に集まる一方で、もう会うことのできない
方も多い。誰だって、来年また同じように会えるとは限らないのだ。


posted by 松村正直 at 22:58| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月19日

福島へ


今日、明日と「塔」の全国大会に参加するため、福島県郡山市へ行ってきます。これから5:39の始発に乗って10:06に郡山に着く予定。


posted by 松村正直 at 04:39| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

第4歌集


今月下旬に第4歌集『風のおとうと』を刊行します。
2011年から14年までの作品505首を収めました。

現在、版元の六花書林で予約受付中です。定価は2500円(税別)。
http://rikkasyorin.com/

よろしくお願いします。

posted by 松村正直 at 20:59| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月12日

短歌結社


結社で学んだことはいろいろあるが、一番は「人間は生きて死ぬ」ということ。

河野裕子さん、田中栄さん、諏訪雅子さん、古川裕夫さん、坂田久枝さん、
塩谷いさむさん、田中雅子さん、佐藤南壬子さん、山下れい子さん・・・

もう二度と会えない人がたくさんいる。

posted by 松村正直 at 18:53| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8月12日


今日は河野裕子さんの亡くなった日。
もう7年になるのか。

今死ねば今が晩年 あごの無き鵙のよこがほ西日に並ぶ
やはらかな縫ひ目見ゆると思ふまでこの人の無言心地よきなり
アメンボの私の脚がまぶしいから 土曜の水面は曇つてゐてほしい
欠詠の若きらをもはや頼まざり私にはもう時間がない
先の世といふはあらずよ親とより長く暮らしし君が髪刈る

歌集『家』(2000年)は、僕が初めて読んだ河野さんの歌集である。
1995年から1999年までの歌が収められている。

歌集の最初のページにメモが挟まっていて、2000年1月21日に「『家』を読む会」という勉強会をしたことがわかる。参加者は、なみの亜子、川本千栄、深尾和彦、澤村斉美、西之原一貴、松村正直の7名。

「全体の感想」として

・松村・・・意外に上手い
      上手い歌(上手さ)、散文的な歌(思い)
      残り時間、晩年意識
      家 子供が出ていき自分が残る タイトル

と書かれている。自分の先生の歌に対して「意外に上手い」とは、何て失礼なやつだろう。この時はまだ結婚前で、大分に住んでいて、29歳だった。

posted by 松村正直 at 08:57| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

山梨へ


2泊3日で山梨の母のところへ行ってきます。
こちらの最寄り駅を朝7:09に出て、向こうの最寄り駅に着くのが11:25。
台風の動向が気がかり。

posted by 松村正直 at 06:33| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

文学部とは


昨日、ある大学で、

 文学部 ≠ 「文学」部
 文学部 ≒ 「文」学部

という話を聞いた。
「文」とは「人文学」(humanities)のことなのだと言う。

なるほど、そうだったのか。
確かに言われてみればその通りだ。

posted by 松村正直 at 00:17| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

平成29年度堺市民芸術祭、堺短歌大会


10月21日(土)に堺で講演「啄木の現代的な魅力」を行います。
現在、短歌大会の作品を募集中です。

日時 平成29年10月21日(土)午後1時〜4時半
場所 堺市東文化会館(フラットホール)
プログラム
   第1部 講演 松村正直「啄木の現代的な魅力」
   第2部 選者による作品選評、表彰式
大会資料代 1000円
作品締切 平成29年8月10日(木)当日消印有効
主催 堺市文化団体連絡協議会・堺歌人クラブ

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posted by 松村正直 at 21:31| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月31日

日本語文法と短歌


「角川短歌」に書いた歌壇時評「日本語文法と短歌」について、「塔」の短歌時評で花山周子さんに、さらに東郷雄二さんにも「橄欖追放」で触れていたただきました。ありがとうございます。

松村正直「日本語文法と短歌」(「角川短歌」2017年2月号)
花山周子「歌を死なせては元も子もない」(「塔」2017年7月号)
東郷雄二「日本語の「現在形」について」(「橄欖追放」第214回)

口語短歌の読みが深まるきっかけになればと思っています。

posted by 松村正直 at 07:50| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

短歌シンポジウム(福島県郡山市)


8月19日(土)に郡山で塔短歌会主催の「短歌シンポジウム」を開催します。歌合トーナメント、花山多佳子さんのミニトーク、玄侑宗久さんの講演と、盛り沢山な内容です。

どなたでも参加できますので、皆さんぜひお越しください。会費は2000円(当日支払い、学生1000円)です。

  福島シンポジウム.png
posted by 松村正直 at 23:15| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月17日

「あなたを想う恋の歌」 募集中


今年も越前市の「万葉の里 あなたを想う恋の歌」の審査員を務めます。
現在、作品を募集中。締切は10月31日。
http://www.manyounosato.com/

投稿料は無料(!)、最優秀賞は賞金10万円(!)、HPからの応募もできます。皆さん、ふるってご応募ください。

posted by 松村正直 at 07:45| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月08日

現代歌人集会春季大会 in 大阪


7月17日(月・祝)に大阪で現代歌人集会春季大会が開催されます。
テーマは「調べの変容〜前衛短歌以降〜」。

大辻隆弘理事長の基調講演、穂村弘さんの講演、堂園昌彦・阿波野巧也・河野美砂子・魚村晋太郎(進行)の4名によるパネルディスカッションが行われます。

参加費は2000円(当日払い)。
どなたでも参加できますが、満席になる可能性があるため、事前にお申込みいただいた方が良いです。申込先は下のチラシをご覧ください。

 kajin-shukai-spring 2017.png
posted by 松村正直 at 00:10| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

短歌シンポジウム(福島県郡山市)


8月19日(土)に郡山で塔短歌会主催の「短歌シンポジウム」を開催します。玄侑宗久さんの講演など盛り沢山な内容です。どなたでも参加できますので、皆さんぜひお越しください。会費は2000円(当日支払い、学生1000円)です。

  福島シンポジウム.png

posted by 松村正直 at 07:06| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

今日の朝日新聞


今日の朝日新聞朝刊の歌壇・俳壇欄に、川本千栄が「震災を詠い祈る」
という文章を書いています。皆さん、どうぞお読みください。

  P1050753.JPG

posted by 松村正直 at 20:25| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月30日

第20回「あなたを想う恋の歌」


今年も越前市の「万葉の里 あなたを想う恋の歌」の審査員を務めることになりました。7月1日から10月31日まで作品を募集中です。
http://www.manyounosato.com/

投稿料は無料(!)、最優秀賞は賞金10万円(!)、HPからの応募もできます。皆さん、ふるってご応募ください。

ちなみに、前回の最優秀作は

「コンゴより君を想ふ」とメールあり熱帯雨林の夜にいだかる
                     大下 香

でした。今年も良い歌と出会えますように。

posted by 松村正直 at 22:20| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本の部屋


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今日は「本の部屋」の整理をする。

私の住むマンションは3LDKで、6畳の和室×2、6畳の洋室、12畳のLDKという間取り。和室の一つは息子の部屋、もう一つは私と妻の書斎、洋室は「本の部屋」となっている。そのため、私と妻はLDKに寝ていて、食卓の近くにベッドがあるという異様な状態が続いている。

それにも、もう慣れてしまったが。

不要な雑誌はちり紙交換へ、不要な本は古本屋へ、本棚に入らないけれど残しておきたいものは妻の実家へと運ぶ。

「本の部屋」を抜けた先にはベランダがあり、そこに洗濯機が置かれている。そのため、最低限の通路だけは確保しなくてはならず、定期的に本の整理が必要となるのだ。
posted by 松村正直 at 08:43| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

カルチャーセンター

大阪、芦屋、京都でカルチャー講座を担当しています。
短歌に興味のある方は、どうぞご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
  A組 10:30〜12:30
  B組 13:00〜15:00
   *奇数月を松村が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」
  毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作(A)」 毎月第3金曜日 11:00〜13:00
 「短歌実作(B)」 毎月第3金曜日 13:30〜15:30
   *偶数月を松村が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンターイオンタウン豊中緑丘 06−4865−3530
 「はじめての短歌」
  毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンターKYOTO 075−254−2835
 「はじめての短歌」
  毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMOテラス 075−623−5371
 「はじめての短歌」
  毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
  毎月第2月曜日 13:00〜15:00

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2017年06月07日

ジェンダーと短歌

五味渕典嗣「和歌をめぐるジェンダー構成」というコラムが『帝国の和歌』に載っている。わずか2ページの文章だが、ジェンダーと短歌を考える際に非常に示唆に富む内容である。

そのことは、一般に“短歌革新”の担い手とされる二人の書き手が、一方は自身のマニフェストに「現代の非丈夫和歌を罵る」という副題を付け、もう一方は、『古今集』を尊んでいた過去の自分を悔やむ文脈で「あんな意気地のない女にばかされて」いた、と書き付けたのはなぜなのか、という問いとかかわっている。

ここで例に挙げられているのは、与謝野鉄幹の「亡国の音」(明治27年)と正岡子規「再び歌よみに与ふる書」(明治31年)である。

いずれも「和歌」=女性的というイメージで捉えられていることがわかる。それに対して、「短歌」=男性的というイメージが彼らの中にあったのも間違いないことだろう。

つまり、短歌はその最初の段階からジェンダーバイアスを既に孕んでいたのである。女性に対する抑圧的な状況という問題は、短歌の世界において相当に根深いものとして存在すると言っていい。
posted by 松村正直 at 18:21| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月02日

うたの泉

今日の河北新報「うたの泉」に歌を引いていただきました。

あなたとは遠くの場所を指す言葉 ゆうぐれ赤い鳥居を渡る
                     『駅へ』

当時は大分に住んでいました。アパートの近くにあった春日神社の境内を思い出します。

http://www.kahoku.co.jp/special/spe1174/20170602_01.html


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2017年05月25日

フレンテ歌会

6月2日(金)13:00〜、西宮で歌会を行います。
結社に入っていない方を中心とした少人数の歌会です。
参加したい方は松村までご連絡ください。

場所はJR西宮駅南口すぐの「フレンテ西宮」5階の会議室です。
歌会に参加したことのない初心者の方も大歓迎です。
お気軽にどうぞ。

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2017年05月20日

フロントランナー


P1050636.JPG

今朝の朝日新聞「be on Saturday」のフロントランナーという欄で、飴細工師の坂入尚文さんが紹介されている。坂入さんの著書『間道』については、以前ブログに書いたことがある。
http://matsutanka.seesaa.net/article/411392807.html

車1台が全財産という気楽さかな。見知らぬ土地で、のたれ死んでも構わないと思うときすらある。
ボクサーじゃないけど、最良の体調でないと飴細工は絶対にうまくできません。それほど繊細な仕事なのです。

ふだんはIT企業の社長の成功談などが載っていることの多い欄なのだけれど、今日は何とも嬉しい。

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2017年05月18日

ぴたり


P1050635.JPG


コンビニで総菜や菓子など7点を買ってレジに行ったら、
消費税込みで、ぴったり1000円!

ちょっと感動した。
posted by 松村正直 at 21:49| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

表現ということ

今朝の朝日新聞の「語る―人生の贈りもの―」で、草間彌生が自分の絵についてこんなことを語っている。

描いているうちに絵になる。いちいち意識をしているわけじゃなくて、こういう絵ができあがる。
できあがって、自分はこんなことを考えていたのだと分かる。自分でもびっくりしちゃう。

これは、表現全般について当てはまることだと思う。
posted by 松村正直 at 23:54| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

カルチャーセンター

大阪、芦屋、京都でカルチャー講座を担当しています。
興味のある方は、どうぞご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
  A組 10:30〜12:30
  B組 13:00〜15:00
   *奇数月を松村が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」
  毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作(A)」 毎月第3金曜日 11:00〜13:00
 「短歌実作(B)」 毎月第3金曜日 13:30〜15:30
   *偶数月を松村が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンターイオンタウン豊中緑丘 06−4865−3530
 「はじめての短歌」
  毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンターKYOTO 075−254−2835
 「はじめての短歌」
  毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMOテラス 075−623−5371
 「はじめての短歌」
  毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
  毎月第2月曜日 13:00〜15:00
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2017年04月16日

現代歌人集会春季大会 in 大阪

7月17日(月・祝)に大阪で現代歌人集会春季大会を開催します。
テーマは「調べの変容〜前衛短歌以降〜」。

大辻隆弘理事長の基調講演、穂村弘さんの講演、堂園昌彦・阿波野巧也・河野美砂子・魚村晋太郎(進行)の4名によるパネルディスカッションが行われます。

参加費は2000円(当日払い)です。皆さん、どうぞご参加ください。

 kajin-shukai-spring 2017.png
posted by 松村正直 at 22:38| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

今後の予定

5月11日(木)10:00〜15:00
 海遊館吟行(JEUGIAカルチャー)
 http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_17-23431.html

5月12日(金)13:00〜16:00
 歌会(西宮)
  *無所属の方を中心とした少人数の歌会です。
   興味のある方はご連絡下さい。

5月16日(火)10:30〜12:00
 全国樺太連盟ワークショップ(市ヶ谷)
 講演「樺太を訪れた歌人たち」
 http://kabaren.org/event/
  *どなたでも参加できます。無料。

5月23日(火)11:20〜
 全国樺太連盟近畿支部第50回記念総会 講話(京都)

5月28日(日)12:00〜17:00
 「塔」北陸歌会(富山)

6月24日(土)13:00〜17:00
 「塔」北海道集会(札幌)
 http://toutankakai.com/event/7018/?instance_id=1188

7月17日(月・祝)13:00〜17:00
 現代歌人集会春季大会 in 大阪
 http://matsutanka.seesaa.net/article/446657270.html

8月19日(土)20日(日)
 「塔」全国大会 in 福島(郡山)

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2017年04月06日

日々のクオリア

砂子屋書房のHPの一首鑑賞「日々のクオリア」で、
昨日、光森裕樹さんに歌を引いていただきました。

http://sunagoya.com/tanka/?p=16587

「駄目なのよ経済力のない人と言われて財布を見ている
ようじゃ」             『駅へ』

20年近く前の歌で、今とは文体も立場も大きく違うのですが、
やはり懐かしいですね。当時のことをあれこれ思い出しました。

posted by 松村正直 at 11:58| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

北村牧場の廃業

北海道岩見沢市にある「北村牧場」が111年の長い歴史に幕を下ろすことになったとのニュースが流れている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00010000-doshin-hok

北村牧場と言えば、啄木が思いを寄せた女性、橘智恵子の嫁ぎ先だったところ。

  石狩の空知郡の
  牧場のお嫁さんより送り来し
  バタかな。
        『悲しき玩具』

う〜ん、仕方のないこととはいえ、何ともさびしい。

posted by 松村正直 at 12:29| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月29日

迢空賞

第51回迢空賞を橋本喜典さんの歌集『行きて帰る』が受賞することに決まった。第28回斎藤茂吉短歌文学賞に続く受賞である。おめでとうございます。

橋本さんとは何の接点もないのだが、『行きて帰る』は昨年読んで非常に印象に残った一冊であった。

橋本喜典歌集『行きて帰る』(2016年11月1日)
http://matsutanka.seesaa.net/article/443295594.html
橋本喜典さん(2017年2月6日)
http://matsutanka.seesaa.net/article/446703554.html

2013年に雨宮雅子さんが歌集『水の花』で詩歌文学館賞を受賞した時にも感じたのだが、こうした力のある歌集がきちんと評価されるのが歌壇の良いところだと思う。
posted by 松村正直 at 09:40| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

今後の予定

今年も短歌関係の用事であちこち行きます。
多くの方々とお会いできますように。

 4月 2日(日) 「塔」横浜歌会
 5月11日(木) JEUGIAカルチャー海遊館吟行
 5月28日(日) 「塔」北陸歌会(選者派遣)
 6月24日(土)25日(日) 「塔」北海道集会
 7月17日(祝) 現代歌人集会春季大会in大阪
 8月19日(土)20日(日) 「塔」全国大会in郡山
10月21日(土) 堺市民芸術祭短歌大会(講演)

posted by 松村正直 at 18:25| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月26日

青柳町

昨日の読売新聞朝刊の編集手帳に、こんな話が載っていた。

ずいぶん昔、青柳町という土地を知りたくて、そのためだけに津軽海峡を渡ったことがある。〈函館の青柳町こそかなしけれ/友の恋歌/矢ぐるまの花〉。石川啄木の歌に誘われて、である。

歌に誘われて津軽海峡を渡るなんて、ロマンチックだなと思う。
そして、この歌にはそれくらい人を惹きつける力があるのだとも思う。

なにしろ、私が短歌を始めたきっかけもこの1首なのだ。
1996年の初夏、まだ25歳だった頃のことである。

この歌については、以前このブログでも触れたことがある。
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138820.html
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138821.html

啄木に触れて短歌を始めた者として、いつかは自分なりの啄木論を書いてみたい。そういう思いが最近とみに強くなってきている。

posted by 松村正直 at 17:25| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

坂田博義

勉強会に参加するために、久しぶりに『坂田博義歌集』を読み直した。いろいろと新たな発見があったのだが、そのうち2つ書いておく。

一つは「サハリン」の歌。

秋ははや至りておらんサハリンのかたに海霧また深くなる

北海道に生まれ育った人にとって、サハリンは割と身近な存在であったのだろう。しかも坂田は戦前の昭和12年生まれ。坂田が8歳の時まで樺太は日本の領土であったのだ。

もう一つは縊死の歌である。

縊れ死ぬユダのなげきに膚接して爪先だちて劇を観ている
獣肉を吊るせる大鉤をみていしが縊れんとする吾にあらねば

坂田が24歳で縊死した事実を知っていて読むと、何か予感のようにも思われる歌である。

もちろん、それは結果論に過ぎない。けれども、歌が予言として作用することも確かにあるような気がするのだ。
posted by 松村正直 at 14:04| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月19日

高安7連勝

ここ数年、大相撲の高安を応援している。
「塔」2011年11月号に

高安という名の力士見てみたい番付ひくくていつも見のがす
               池本一郎

という歌が載った頃からのファンである。
もちろん「高安国世」→「高安」という連想が元になっている歌だ。

「塔」の編集部ブログでも何度か取り上げたことがある。

高安という名の力士(2011.11.25)
大相撲の「高安」(2012.4.23)
高安10勝(2013.1.25)

今場所はここまで無傷の7連勝。
おとといの照ノ富士戦、昨日の蒼国来戦と、立ち合いの当たりがものすごい。相手を弾き飛ばしている。

この勢いで優勝争いに絡み、大関昇進を目指して頑張ってほしい。

posted by 松村正直 at 09:33| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

洞窟と私

高校2年の時に一週間ほど東北を一人で旅行したことがある。その時に、岩手県にある滝観洞(ろうかんどう)という鍾乳洞に行った。全く知らない所だったのだが、地元の方とたまたま話をしていて「龍泉洞と安家洞に行く」という話をしたところ、この近くにも鍾乳洞があると言って教えてもらったのが滝観洞であった。

この鍾乳洞が実に素晴らしくて、それ以来すっかり洞窟好きになってしまった。名前からもわかるように、一番奥まで進むと大きな滝が流れ落ちている。その美しさに見惚れて30分ばかりボーっと滝を眺めていた。

すぐ近くには白蓮洞という柳原白蓮にちなんで名付けられた鍾乳洞もあり、そちらは途中這いつくばって進むような箇所もあって、なかなかハードな洞窟であった。どちれも忘れられない思い出である。

あれから30年。

鍾乳洞や熔岩洞窟、さらには防空壕、地下壕、鉱山、石切場など随分とたくさんの地下空間を訪れてきた。新婚旅行で沖縄へ行った時も、絶好のチャンスとばかり「海軍司令部壕」や「玉泉洞」に行って、今から思うと妻をあきれさせたのであった。

posted by 松村正直 at 07:00| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

連想の交点

「いろいろな本を読んでますね」と時々言われるのだけれど、別にいろいろな本を読んでいるつもりはなくて、全部が僕の中ではつながっている。

例えば、今回読んだ『羊をめぐる冒険』について言えば、一つには「樺太」−「山野井洋」−「歌集『龍爪緬羊牧場』」−『羊をめぐる冒険』という流れがあり、もう一つは「高安国世」−「芦屋」−『羊をめぐる冒険』という流れがあった。

人生は連想ゲームに似ている。
連想をつなぐようにして物事が進んでいく。

一つの連想だけであれば、そこには特に必然性はない。でも、二つの別々の連想が交わると、そこには強い必然性が生じる。今回も二つの流れの交点に『羊をめぐる冒険』が出てきたので、読んだという次第。

僕と短歌との出会いもそれと似たようなもので、当時住んでいた「函館」という町と、僕の好きな「文学」の流れが交わるところに「啄木」が現れたのだった。

連想自体は気ままな偶然に過ぎないが、それが交差する点については、僕は強く信じることにしている。


posted by 松村正直 at 11:16| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

ネットと調べもの

中学生の息子と話をしていて感じるのは、「ネットで調べれば何でもわかる」という意識が強いことである。「ネットには何でも載っている」と、ネットに絶大な信頼を置いているように感じる。

それも無理はないことだ。

大阪へ行く電車の時刻や料金、あるいは数学の問題の解き方、神話に出てくるモンスターの名前など、彼が今必要としている知識や情報のほとんどは、確かにネットに載っている。それもかなり詳しく。かつて私が子どもの頃に引いた百科事典の解説の比ではない。

便利な世の中になったと思う。その恩恵は、私も日々受けている。昔だったらわからずじまいだったことが、家にいながら調べられるのは本当にありがたい。

一方で、「ネットには何でも載っている」という感覚は、人生をつまらなくさせてしまうようにも思う。世の中のすべての出来事が、既にわかっていて、決まっていて、もう動かせないものであるかのように感じるからだ。

実際は全くそんなことはない。

例えば僕がここ数年追い続けている「松村英一の歌碑」のことだって、いまだに樺太に現存しているのかどうかわからない。ネットで調べても絶対にわからない。現地に行って歩き回って探して、ようやく「あった!」とか「……ないな」とか、わかるかもしれないといったことである。

あるいは山野井洋のことだってそうだ。これまで、詳しい経歴や人物像がほとんどわかっていなかった。ネットで検索してみても、僕のブログの記事がヒットするくらいである。でも、地道に調べて行く中で、少しずつではあるがいろいろなことがわかってくる。

それが楽しい。

真っ暗な場所を歩いていて、ぽつんぽつんと灯りがともっていくように、少しずつまわりが見えてくる。一か所が見えてくると、それがまた次の灯りにつながって、徐々にあたりが明るくなっていくのである。

そこにあるのは、既にある知識ではなくて、今まさに出来たばかりの知識だ。存在しなかったものが生まれる瞬間と言ってもいい。世の中には、まだ誰も知らないことが、きっと山のように残されている。

それを見つける喜びを、いつか息子も知ってくれたらいいなと思う。

posted by 松村正直 at 12:34| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする