2017年12月31日

2017年の活動記録

*この記事は常に一番上に表示されています。
 最新の記事は一つ下を見て下さい。

作品
 ・「記憶について」20首(「現代短歌」1月号)
 ・「おとうと」30首(「短歌研究」1月号)
 ・題詠「惑う」5首(角川「短歌」2月号)
 ・「地中にふかく」8首(「弦」第38号)
 ・「動物について」20首(「現代短歌」4月号)
 ・「海と飛行機」30首(「短歌研究」4月号)
 ・「紫のひと」33首(「短歌往来」5月号)
 ・「眠りについて」20首(「現代短歌」7月号)
 ・「桜のからだ」30首(「短歌研究」7月号)

時評
 ・歌壇時評「方言、共同体、死者の声」(角川「短歌」1月号)
 ・歌壇時評「日本語文法と短歌」(角川「短歌」2月号)
 ・歌壇時評「歴史から今を見る視点」(角川「短歌」3月号)
 ・歌壇時評「短歌の読みを考える」(角川「短歌」4月号)
 ・歌壇時評「「ね」とレチサンス」(角川「短歌」5月号)
 ・歌壇時評「歳月を抱える歌」(角川「短歌」6月号)
 ・短歌月評「様々な顔の沖縄」(「毎日新聞」1月30日朝刊)
 ・短歌月評「新たな一歩」(「毎日新聞」2月27日朝刊)
 ・短歌月評「自他合一の精神」(「毎日新聞」3月27日朝刊)
 ・短歌月評「老いの中の若さ」(「毎日新聞」4月24日朝刊)
 ・短歌月評「真っ直ぐな子規」(「毎日新聞」5月22日朝刊)

書評
 ・櫟原聰著『一語一会』評(「短歌往来」1月号)
 ・染野太朗歌集『人魚』評(「現代短歌新聞」3月号)
 ・細溝洋子歌集『花片』評(「うた新聞」3月号)
 ・斎藤諒一歌集『春暁』評(「現代短歌」6月号)

その他
 ・講演ファイル「佐藤佐太郎の火山の歌」(「現代短歌新聞」1月号)
 ・全国結社歌誌動向「塔」(角川「短歌」2月号)
 ・特集「わたしの気になる《沖ななも》」(「北冬」17号)
 ・「読者歌壇」選者(「現代短歌新聞」4月号〜9月号)
 ・座談会「バブルが短歌に与えたもの」(角川「短歌」5月号)

出演
 ・「樺太の暮らしを“解凍”」(「京都新聞」1月25日朝刊)
 ・講演「短歌の骨法―石田比呂志の歌の魅力」(2月18日)


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2017年06月10日

カルチャーセンター

大阪、芦屋、京都でカルチャー講座を担当しています。
短歌に興味のある方は、どうぞご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
  A組 10:30〜12:30
  B組 13:00〜15:00
   *奇数月を松村が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」
  毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作(A)」 毎月第3金曜日 11:00〜13:00
 「短歌実作(B)」 毎月第3金曜日 13:30〜15:30
   *偶数月を松村が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンターイオンタウン豊中緑丘 06−4865−3530
 「はじめての短歌」
  毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンターKYOTO 075−254−2835
 「はじめての短歌」
  毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMOテラス 075−623−5371
 「はじめての短歌」
  毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
  毎月第2月曜日 13:00〜15:00

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2017年06月07日

ジェンダーと短歌

五味渕典嗣「和歌をめぐるジェンダー構成」というコラムが『帝国の和歌』に載っている。わずか2ページの文章だが、ジェンダーと短歌を考える際に非常に示唆に富む内容である。

そのことは、一般に“短歌革新”の担い手とされる二人の書き手が、一方は自身のマニフェストに「現代の非丈夫和歌を罵る」という副題を付け、もう一方は、『古今集』を尊んでいた過去の自分を悔やむ文脈で「あんな意気地のない女にばかされて」いた、と書き付けたのはなぜなのか、という問いとかかわっている。

ここで例に挙げられているのは、与謝野鉄幹の「亡国の音」(明治27年)と正岡子規「再び歌よみに与ふる書」(明治31年)である。

いずれも「和歌」=女性的というイメージで捉えられていることがわかる。それに対して、「短歌」=男性的というイメージが彼らの中にあったのも間違いないことだろう。

つまり、短歌はその最初の段階からジェンダーバイアスを既に孕んでいたのである。女性に対する抑圧的な状況という問題は、短歌の世界において相当に根深いものとして存在すると言っていい。
posted by 松村正直 at 18:21| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月02日

うたの泉

今日の河北新報「うたの泉」に歌を引いていただきました。

あなたとは遠くの場所を指す言葉 ゆうぐれ赤い鳥居を渡る
                     『駅へ』

当時は大分に住んでいました。アパートの近くにあった春日神社の境内を思い出します。

http://www.kahoku.co.jp/special/spe1174/20170602_01.html


posted by 松村正直 at 19:41| Comment(6) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月25日

フレンテ歌会

6月2日(金)13:00〜、西宮で歌会を行います。
結社に入っていない方を中心とした少人数の歌会です。
参加したい方は松村までご連絡ください。

場所はJR西宮駅南口すぐの「フレンテ西宮」5階の会議室です。
歌会に参加したことのない初心者の方も大歓迎です。
お気軽にどうぞ。

posted by 松村正直 at 23:22| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

フロントランナー


P1050636.JPG

今朝の朝日新聞「be on Saturday」のフロントランナーという欄で、飴細工師の坂入尚文さんが紹介されている。坂入さんの著書『間道』については、以前ブログに書いたことがある。
http://matsutanka.seesaa.net/article/411392807.html

車1台が全財産という気楽さかな。見知らぬ土地で、のたれ死んでも構わないと思うときすらある。
ボクサーじゃないけど、最良の体調でないと飴細工は絶対にうまくできません。それほど繊細な仕事なのです。

ふだんはIT企業の社長の成功談などが載っていることの多い欄なのだけれど、今日は何とも嬉しい。

posted by 松村正直 at 07:37| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

ぴたり


P1050635.JPG


コンビニで総菜や菓子など7点を買ってレジに行ったら、
消費税込みで、ぴったり1000円!

ちょっと感動した。
posted by 松村正直 at 21:49| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

表現ということ

今朝の朝日新聞の「語る―人生の贈りもの―」で、草間彌生が自分の絵についてこんなことを語っている。

描いているうちに絵になる。いちいち意識をしているわけじゃなくて、こういう絵ができあがる。
できあがって、自分はこんなことを考えていたのだと分かる。自分でもびっくりしちゃう。

これは、表現全般について当てはまることだと思う。
posted by 松村正直 at 23:54| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

カルチャーセンター

大阪、芦屋、京都でカルチャー講座を担当しています。
興味のある方は、どうぞご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
  A組 10:30〜12:30
  B組 13:00〜15:00
   *奇数月を松村が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」
  毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作(A)」 毎月第3金曜日 11:00〜13:00
 「短歌実作(B)」 毎月第3金曜日 13:30〜15:30
   *偶数月を松村が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンターイオンタウン豊中緑丘 06−4865−3530
 「はじめての短歌」
  毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンターKYOTO 075−254−2835
 「はじめての短歌」
  毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMOテラス 075−623−5371
 「はじめての短歌」
  毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
  毎月第2月曜日 13:00〜15:00
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2017年04月16日

現代歌人集会春季大会 in 大阪

7月17日(月・祝)に大阪で現代歌人集会春季大会を開催します。
テーマは「調べの変容〜前衛短歌以降〜」。

大辻隆弘理事長の基調講演、穂村弘さんの講演、堂園昌彦・阿波野巧也・河野美砂子・魚村晋太郎(進行)の4名によるパネルディスカッションが行われます。

参加費は2000円(当日払い)です。皆さん、どうぞご参加ください。

 kajin-shukai-spring 2017.png
posted by 松村正直 at 22:38| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

今後の予定

5月11日(木)10:00〜15:00
 海遊館吟行(JEUGIAカルチャー)
 http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_17-23431.html

5月12日(金)13:00〜16:00
 歌会(西宮)
  *無所属の方を中心とした少人数の歌会です。
   興味のある方はご連絡下さい。

5月16日(火)10:30〜12:00
 全国樺太連盟ワークショップ(市ヶ谷)
 講演「樺太を訪れた歌人たち」
 http://kabaren.org/event/
  *どなたでも参加できます。無料。

5月23日(火)11:20〜
 全国樺太連盟近畿支部第50回記念総会 講話(京都)

5月28日(日)12:00〜17:00
 「塔」北陸歌会(富山)

6月24日(土)13:00〜17:00
 「塔」北海道集会(札幌)
 http://toutankakai.com/event/7018/?instance_id=1188

7月17日(月・祝)13:00〜17:00
 現代歌人集会春季大会 in 大阪
 http://matsutanka.seesaa.net/article/446657270.html

8月19日(土)20日(日)
 「塔」全国大会 in 福島(郡山)

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2017年04月06日

日々のクオリア

砂子屋書房のHPの一首鑑賞「日々のクオリア」で、
昨日、光森裕樹さんに歌を引いていただきました。

http://sunagoya.com/tanka/?p=16587

「駄目なのよ経済力のない人と言われて財布を見ている
ようじゃ」             『駅へ』

20年近く前の歌で、今とは文体も立場も大きく違うのですが、
やはり懐かしいですね。当時のことをあれこれ思い出しました。

posted by 松村正直 at 11:58| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

北村牧場の廃業

北海道岩見沢市にある「北村牧場」が111年の長い歴史に幕を下ろすことになったとのニュースが流れている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00010000-doshin-hok

北村牧場と言えば、啄木が思いを寄せた女性、橘智恵子の嫁ぎ先だったところ。

  石狩の空知郡の
  牧場のお嫁さんより送り来し
  バタかな。
        『悲しき玩具』

う〜ん、仕方のないこととはいえ、何ともさびしい。

posted by 松村正直 at 12:29| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月29日

迢空賞

第51回迢空賞を橋本喜典さんの歌集『行きて帰る』が受賞することに決まった。第28回斎藤茂吉短歌文学賞に続く受賞である。おめでとうございます。

橋本さんとは何の接点もないのだが、『行きて帰る』は昨年読んで非常に印象に残った一冊であった。

橋本喜典歌集『行きて帰る』(2016年11月1日)
http://matsutanka.seesaa.net/article/443295594.html
橋本喜典さん(2017年2月6日)
http://matsutanka.seesaa.net/article/446703554.html

2013年に雨宮雅子さんが歌集『水の花』で詩歌文学館賞を受賞した時にも感じたのだが、こうした力のある歌集がきちんと評価されるのが歌壇の良いところだと思う。
posted by 松村正直 at 09:40| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

今後の予定

今年も短歌関係の用事であちこち行きます。
多くの方々とお会いできますように。

 4月 2日(日) 「塔」横浜歌会
 5月11日(木) JEUGIAカルチャー海遊館吟行
 5月28日(日) 「塔」北陸歌会(選者派遣)
 6月24日(土)25日(日) 「塔」北海道集会
 7月17日(祝) 現代歌人集会春季大会in大阪
 8月19日(土)20日(日) 「塔」全国大会in郡山
10月21日(土) 堺市民芸術祭短歌大会(講演)

posted by 松村正直 at 18:25| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月26日

青柳町

昨日の読売新聞朝刊の編集手帳に、こんな話が載っていた。

ずいぶん昔、青柳町という土地を知りたくて、そのためだけに津軽海峡を渡ったことがある。〈函館の青柳町こそかなしけれ/友の恋歌/矢ぐるまの花〉。石川啄木の歌に誘われて、である。

歌に誘われて津軽海峡を渡るなんて、ロマンチックだなと思う。
そして、この歌にはそれくらい人を惹きつける力があるのだとも思う。

なにしろ、私が短歌を始めたきっかけもこの1首なのだ。
1996年の初夏、まだ25歳だった頃のことである。

この歌については、以前このブログでも触れたことがある。
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138820.html
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138821.html

啄木に触れて短歌を始めた者として、いつかは自分なりの啄木論を書いてみたい。そういう思いが最近とみに強くなってきている。

posted by 松村正直 at 17:25| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

坂田博義

勉強会に参加するために、久しぶりに『坂田博義歌集』を読み直した。いろいろと新たな発見があったのだが、そのうち2つ書いておく。

一つは「サハリン」の歌。

秋ははや至りておらんサハリンのかたに海霧また深くなる

北海道に生まれ育った人にとって、サハリンは割と身近な存在であったのだろう。しかも坂田は戦前の昭和12年生まれ。坂田が8歳の時まで樺太は日本の領土であったのだ。

もう一つは縊死の歌である。

縊れ死ぬユダのなげきに膚接して爪先だちて劇を観ている
獣肉を吊るせる大鉤をみていしが縊れんとする吾にあらねば

坂田が24歳で縊死した事実を知っていて読むと、何か予感のようにも思われる歌である。

もちろん、それは結果論に過ぎない。けれども、歌が予言として作用することも確かにあるような気がするのだ。
posted by 松村正直 at 14:04| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月19日

高安7連勝

ここ数年、大相撲の高安を応援している。
「塔」2011年11月号に

高安という名の力士見てみたい番付ひくくていつも見のがす
               池本一郎

という歌が載った頃からのファンである。
もちろん「高安国世」→「高安」という連想が元になっている歌だ。

「塔」の編集部ブログでも何度か取り上げたことがある。

高安という名の力士(2011.11.25)
大相撲の「高安」(2012.4.23)
高安10勝(2013.1.25)

今場所はここまで無傷の7連勝。
おとといの照ノ富士戦、昨日の蒼国来戦と、立ち合いの当たりがものすごい。相手を弾き飛ばしている。

この勢いで優勝争いに絡み、大関昇進を目指して頑張ってほしい。

posted by 松村正直 at 09:33| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

洞窟と私

高校2年の時に一週間ほど東北を一人で旅行したことがある。その時に、岩手県にある滝観洞(ろうかんどう)という鍾乳洞に行った。全く知らない所だったのだが、地元の方とたまたま話をしていて「龍泉洞と安家洞に行く」という話をしたところ、この近くにも鍾乳洞があると言って教えてもらったのが滝観洞であった。

この鍾乳洞が実に素晴らしくて、それ以来すっかり洞窟好きになってしまった。名前からもわかるように、一番奥まで進むと大きな滝が流れ落ちている。その美しさに見惚れて30分ばかりボーっと滝を眺めていた。

すぐ近くには白蓮洞という柳原白蓮にちなんで名付けられた鍾乳洞もあり、そちらは途中這いつくばって進むような箇所もあって、なかなかハードな洞窟であった。どちれも忘れられない思い出である。

あれから30年。

鍾乳洞や熔岩洞窟、さらには防空壕、地下壕、鉱山、石切場など随分とたくさんの地下空間を訪れてきた。新婚旅行で沖縄へ行った時も、絶好のチャンスとばかり「海軍司令部壕」や「玉泉洞」に行って、今から思うと妻をあきれさせたのであった。

posted by 松村正直 at 07:00| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

連想の交点

「いろいろな本を読んでますね」と時々言われるのだけれど、別にいろいろな本を読んでいるつもりはなくて、全部が僕の中ではつながっている。

例えば、今回読んだ『羊をめぐる冒険』について言えば、一つには「樺太」−「山野井洋」−「歌集『龍爪緬羊牧場』」−『羊をめぐる冒険』という流れがあり、もう一つは「高安国世」−「芦屋」−『羊をめぐる冒険』という流れがあった。

人生は連想ゲームに似ている。
連想をつなぐようにして物事が進んでいく。

一つの連想だけであれば、そこには特に必然性はない。でも、二つの別々の連想が交わると、そこには強い必然性が生じる。今回も二つの流れの交点に『羊をめぐる冒険』が出てきたので、読んだという次第。

僕と短歌との出会いもそれと似たようなもので、当時住んでいた「函館」という町と、僕の好きな「文学」の流れが交わるところに「啄木」が現れたのだった。

連想自体は気ままな偶然に過ぎないが、それが交差する点については、僕は強く信じることにしている。


posted by 松村正直 at 11:16| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

ネットと調べもの

中学生の息子と話をしていて感じるのは、「ネットで調べれば何でもわかる」という意識が強いことである。「ネットには何でも載っている」と、ネットに絶大な信頼を置いているように感じる。

それも無理はないことだ。

大阪へ行く電車の時刻や料金、あるいは数学の問題の解き方、神話に出てくるモンスターの名前など、彼が今必要としている知識や情報のほとんどは、確かにネットに載っている。それもかなり詳しく。かつて私が子どもの頃に引いた百科事典の解説の比ではない。

便利な世の中になったと思う。その恩恵は、私も日々受けている。昔だったらわからずじまいだったことが、家にいながら調べられるのは本当にありがたい。

一方で、「ネットには何でも載っている」という感覚は、人生をつまらなくさせてしまうようにも思う。世の中のすべての出来事が、既にわかっていて、決まっていて、もう動かせないものであるかのように感じるからだ。

実際は全くそんなことはない。

例えば僕がここ数年追い続けている「松村英一の歌碑」のことだって、いまだに樺太に現存しているのかどうかわからない。ネットで調べても絶対にわからない。現地に行って歩き回って探して、ようやく「あった!」とか「……ないな」とか、わかるかもしれないといったことである。

あるいは山野井洋のことだってそうだ。これまで、詳しい経歴や人物像がほとんどわかっていなかった。ネットで検索してみても、僕のブログの記事がヒットするくらいである。でも、地道に調べて行く中で、少しずつではあるがいろいろなことがわかってくる。

それが楽しい。

真っ暗な場所を歩いていて、ぽつんぽつんと灯りがともっていくように、少しずつまわりが見えてくる。一か所が見えてくると、それがまた次の灯りにつながって、徐々にあたりが明るくなっていくのである。

そこにあるのは、既にある知識ではなくて、今まさに出来たばかりの知識だ。存在しなかったものが生まれる瞬間と言ってもいい。世の中には、まだ誰も知らないことが、きっと山のように残されている。

それを見つける喜びを、いつか息子も知ってくれたらいいなと思う。

posted by 松村正直 at 12:34| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

「海遊館」吟行

5月11日(木)にJEUGIAカルチャーセンターの講座で、「海遊館で短歌を詠む」という吟行を行います。

http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_17-23431.html?PHPSESSID=01cporjt6lv54ktpiv0tc2sap1

どうぞ、ご参加ください。

posted by 松村正直 at 08:06| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

週末は東京へ

今週末は1泊2日で東京へ行く。
「樺太関係」「家族関係」「映画」「短歌関係」と4つのことをする予定。

本当は生まれ育った玉川学園にも行ってみたいのだが、なかなかそういう時間は取れない。最後に訪れたのはいつだったろう。

posted by 松村正直 at 23:49| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月25日

2月はどうして

2月はどうして28日までしかないのだろう。

1月は31日、3月も31日まであるのだから、
そこから一日ずつもらってきて、1月・2月・3月と
全部30日までにしたらどうなんだろう。
そして、うるう年の時は2月31日にしたらいい。

他の月はみんな30日か31日まであるのに、
2月だけが極端に短いのはかわいそうだと思う。

どうして28日までなのか。何か理由を読んだこと
があったような気もするのだけれど忘れてしまった。
とにかくせめて30日までは増やしてあげたい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・などと考えている暇があったら、
2月末締切の原稿に早く取り掛かれよ!

ごもっともです。

posted by 松村正直 at 11:11| Comment(3) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

今年の予定


○5月11日(木)「海遊館」吟行(JEUGIAカルチャーセンター講座)
  http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_17-23431.html?PHPSESSID=01cporjt6lv54ktpiv0tc2sap1

○7月17日(月・祝)現代歌人集会春季大会 in 大阪
   *司会をします
  kajin-shukai-spring 2017.png

○10月21日(土)堺市民芸術祭短歌大会
   *講演をします

posted by 松村正直 at 22:18| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月19日

熊本から京都へ

昨日は熊本で石田比呂志さんを偲ぶ琅玕忌。

「無頼」「反骨」「徒手空拳」「酒を愛し」といった既成のイメージからいったん離れて、純粋に作品を読んでみる。そうすることで、新たな石田比呂志像が見えてくるのではないかと思う。

トラックに長き鉄材積まれゆけり曲り際重たく土を叩きて
                 「初期歌篇」
巣を出でて飛ぶ蜜蜂はゆうぐれの網戸の上におりおり憩う
                 『琅玕』
ここ過ぎてなおゆく旅や土間に置く烏賊の眼は濡れて光れり
                 『長酣集』
飛魚は翅もつからに波の間を泪のごとく光りつつ飛ぶ
                 『長酣集』
蝶しろく泳ぎきたりて昼すぎの杉の木群のなかに吸わるる
                 『鶏肋』
火の跡は土の面に黒ずみて不思議に勁し火の燃ゆるより
                 『鶏肋』
馬はみな夕日が中に馬ながら頭(こうべ)を垂れていたりける
かも               『滴滴』
崖(きりぎし)の窪みがなかのははこぐさ昼の曇りの色を湛えつ
                 『九州の傘』
分水嶺こえて来つれば幾ところ古墓のあり山に縋りて
                 『九州の傘』
集落のあれば必ず墓ありて墓は集落よりも明るし
                 『九州の傘』
足悪き子猿もいつか頑是無く遊びに混じる足引きずりて
                 『老猿』
風がまだ冷たいですね白が言い赤が頷く枝の先にて
                 『春灯』
酔い醒めの水飲む暁(あけ)の台所長く使わぬ砥石が乾く
                 『萍泛歌篇』
自販機の前にしゃがめる幼子を土から親が剝がして行けり
                 『流塵集』
白塗りを落ししチャーリー・チャップリン奥にもう一つ素の素顔
あり               『邯鄲線』

会の前に熊本の町を少し歩いたのだが、あちこちにシートで覆われた建物や「調査済」の貼紙などがあり、昨年の地震の被害の大きさが感じられた。熊本城の石垣や瓦が壊れている姿も見えて痛々しい。

今日は朝6時の新幹線で京都に帰ってきて、午後から「塔」の再校・割付作業。熊本では熊本マラソンが、京都では京都マラソンが行われていた。

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2017年02月17日

第6回琅玕忌

明日は2011年に亡くなった石田比呂志さんを偲ぶ琅玕忌が、
熊本のギャラリーキムラで行われる。午後2時〜4時。

私はそこで「短歌の骨法―石田比呂志の歌の魅力」という講演を
することになっていて、朝から熊本へ出掛ける予定。

どんな会になるのか楽しみだ。

  ***

ブログの記事がいつの間にか2000回を超えている。
スタートは2010年5月18日。

posted by 松村正直 at 22:39| Comment(3) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月04日

現代歌人集会春季大会 in 大阪

7月17日(月・祝)に大阪で現代歌人集会春季大会を開催します。
テーマは「調べの変容〜前衛短歌以降〜」。

大辻隆弘理事長の基調講演、穂村弘さんの講演、堂園昌彦・阿波野巧也・河野美砂子・魚村晋太郎(進行)の4名によるパネルディスカッションが行われます。

参加費は2000円(当日払い)です。皆さん、どうぞご参加ください。

 kajin-shukai-spring 2017.png

posted by 松村正直 at 17:43| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月29日

『樺太を訪れた歌人たち』 再版!


P1050327.JPG

◎版元品切になっていた『樺太を訪れた歌人たち』が再版されました。
 (ながらみ書房、2500円)

◎1月25日の「京都新聞」朝刊の文化面に、『樺太を訪れた歌人たち』についてのインタビュー記事が載りました。

◎「読売新聞」の空想書店で永田紅さんに『樺太を訪れた歌人たち』を挙げていただきました。
http://www.yomiuri.co.jp/life/book/column/kuso/20170116-OYT8T50074.html

皆さん、ありがとうございます。

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2017年01月24日

静かな家

今日から息子(中学3年)が3泊4日で東京研修旅行へ出掛けたので、家の中が静かである。これは落ち着いて読書や原稿書きができるなと喜んだのだが、明日からは私も2泊3日で福井へと出掛けるのであった。

ということは、帰ってくるのは息子と同じ金曜日。
静かな夜を過ごせるのは今日だけということか・・・。


posted by 松村正直 at 21:33| Comment(3) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

週末

今日は10:00から塔短歌会事務所で編集企画会議。
今後の誌面や全国大会、会計業務の委託先の変更などについて。
12:00終了。
隣りのタイ料理店「バンコクガーデン」で昼食。

13:00から京都旧月歌会。
参加者33名。
今回から歌会のやり方が少し変わった。
17:00終了。

その後、「ワールドコーヒー」で社員総会事務局についての打合せ。
いよいよ4月に一般社団法人塔短歌会が発足するので、それに
関する事務作業の分担等を決める。
18:30終了。

明日は10:00から「みやこめっせ」で文学フリマ京都の準備。
11:00に文学フリマ開始。
13:00から向かいのロームシアター京都で「塔」2月号の再校と
3月号の割付作業。

17:00に終了して、その後は新年会へ。
・・・う〜ん、好きなことばかりやっているなあ。


posted by 松村正直 at 21:34| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

河北新報「うたの泉」

1月15日の河北新報の「うたの泉」で、駒田晶子さんに歌を引いていただきました。
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1174/20170115_01.html

それ以上言わない人とそれ以上聞かない僕に静かに雪は

第1歌集『駅へ』に入っている歌で、今から20年前、函館に住んでいた頃に詠んだものです。

週末は京都もちょうど雪で、15センチくらい積もりました。

posted by 松村正直 at 18:51| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

「海遊館」吟行

まだ先の話ですが、5月11日(木)にJEUGIAカルチャーセンターの講座で、「海遊館で短歌を詠む」という吟行を行います。

http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_17-23431.html?PHPSESSID=01cporjt6lv54ktpiv0tc2sap1

どうぞ、ご参加ください。

posted by 松村正直 at 18:48| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

カルチャーセンター

大阪、芦屋、京都でカルチャー講座を担当しています。
興味のある方は、どうぞご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
  A組 10:30〜12:30
  B組 13:00〜15:00
   *奇数月を松村が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」
  毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作」 毎月第3金曜日
   A組 11:00〜13:00
   B組 13:30〜15:30
   *偶数月を松村が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンター千里セルシ― 06−6835−7400
 「はじめての短歌」
  毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンターKYOTO 075−254−2835
 「はじめての短歌」
  毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMOテラス 075−623−5371
 「はじめての短歌」
  毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
  毎月第2月曜日 13:00〜15:00

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2017年01月03日

つながり、つながる

『樺太を訪れた歌人たち』を出版したことをきっかけとして、新たな資料が見つかったり、新たな知り合いができたり、少しずつつながりが増えている。

今日も奇跡のような出会いがあった。

図書館に通ったり、資料を読み込んだり、古本を買ったり、マイクロフィルムのページを追ったりしているのは、きっとこんな瞬間の喜びのためなんだろう。

これが、どれだけ凄い出会いであるかということは、たぶん私自身にしかわからない。どんなに説明してみたところで、興味のない人には「はっ?」「それで?」と一蹴されるようなことなのである。

私のこの踊り出さんばかりの興奮をそのままに伝えられる言葉があれば良いのだけれど。

posted by 松村正直 at 23:02| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
良いことも悪いこともいろいろ起きる一年にしたいと思います。

短歌雑誌の1月号に、下記のものを書いています。

・「記憶について」20首(「現代短歌」1月号)
・「おとうと」30首(「短歌研究」1月号)
・櫟原聰著『一語一会』書評「口語短歌の文法」(「短歌往来」1月号)
・歌壇時評「方言、共同体、死者の声」(角川短歌」1月号)
・講演ファイル「佐藤佐太郎の火山の歌」(「現代短歌新聞」1月号)

1月号から飛ばし過ぎだな。
どうぞお読みください。

posted by 松村正直 at 07:45| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月20日

第一回文学フリマ京都

来年1月22日(日)に開催される「第一回文学フリマ京都」に、塔短歌会のブースを出します。「塔」のバックナンバー(十代・二十代歌人特集号など)やオリジナルグッズの販売のほか、豪華フリーペーパーも配布予定ですので、皆さんぜひお越しください。入場料は無料です。

http://bunfree.net/?kyoto_bun01

日時 2017年1月22日(日)11:00〜16:00
会場 京都市勧業館みやこめっせ 地下第一展示場(京都市・岡崎)

短歌関係では他に、同人誌「一角」、同人誌「率」、神戸大学短歌会、大阪大学短歌会、立命短歌会、京都造形芸術大学文芸表現学科、同志社短歌、京大短歌、書肆侃侃房などのブースが出るようです。

また、同じ日に道を挟んだ向かいのロームシアター京都では、「塔」2月号の再校作業もしています。こちらにもどうぞご参加ください。

日時 2017年1月22日(日)13:00〜17:00
場所 ロームシアター京都(京都会館)第2会議室
持ち物 赤ボールペン、辞書など

夜には新年会も行う予定です。
1月22日はみんなで京都へ!

posted by 松村正直 at 20:21| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月19日

今年発表した作品と評論

2016年に総合誌等に発表した作品と評論のまとめ。

作品
 ・「隣人について」20首(「現代短歌」1月号)
 ・「水切り遊び」12首(角川「短歌」3月号)
 ・「塔について」20首(「現代短歌」4月号)
 ・「沈黙について」20首(「現代短歌」7月号)
 ・「最大版図」7首(「うた新聞」7月号)
 ・「晩夏」10首(「俳句四季」8月号)
 ・「王将について」20首(「現代短歌」10月号)
 ・「電話」13首(「現代短歌新聞」10月号)
 ・「消える」5首(「梧葉」秋号)
 
評論
 ・「かすめるもの、よぎるもの 『一握の砂』を読む」
                   (「現代短歌」3月号)
 ・「戦後風景としての団地」(「日本現代詩研究」第12号)
 ・「森永ミルクキャラメルの歌」(「歌壇」8月号)
 ・「米と日本人」(「歌壇」10月号)
 ・「樺太からの手紙」(「短歌往来」10月号)
 ・「どんな脚色も許されるけれど」(角川「短歌」11月号)
 ・「ツンデレからデレデレへ」(「六花」Vol.1)

けっこういろいろと書いた一年だったように思う。

posted by 松村正直 at 17:40| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

現代歌人集会秋季大会!

明日12月4日(日)13:00〜、アークホテル京都で現代歌人集会秋季大会が開催されます。

大辻隆弘さんの基調講演、阿木津英さんの講演「芭蕉以後のうた〜玉城徹を考える」、第42回現代歌人集会賞授与式(虫武一俊歌集『羽虫群』)などが行われます。

当日受付で1500円を払えば、どなたでも参加できます。
皆さん、ぜひお越しください。

(クリックすると大きくなります)
現代歌人集会秋季大会2016A.jpg

posted by 松村正直 at 11:39| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

東京へ

今日は、東京で開かれる授賞式へ行く。

・第3回佐藤佐太郎短歌賞 大辻隆弘『近代短歌の範型』
・第4回現代短歌社賞 山本夏子「空を鳴らして」300首

おめでとうございます。

大辻さんの本のタイトルにある「範型」は広辞苑にも載っていない言葉だが、パラダイムの訳語である。パラダイムと言った方が、むしろわかりやすいかもしれない。

東京は22歳まで住んでいたのでよく知っている町のはずなのだが、この頃は気持ちが身構える感じになる。アウェイな感じがしてなかなか寛ぐことができない。

今日は授賞式の前に全国樺太連盟の本部に寄って、戦前の樺太で発行されていた「樺太短歌」や「ポドゾル」などの短歌雑誌を見せていただく予定。

東京には父や兄夫婦もいるのでたまには顔を出そうかとも思うけれど、なかなかそうも行かないのが人生である。

posted by 松村正直 at 08:26| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月28日

名前

今朝の新聞に画家の島田章三氏の訃報が載っていた。

絵には詳しくないのだが、この名前は知っている。
歌人の島田修二の弟だ。

「修二」「章三」と名前があれば、当然、兄がいることもわかる。
島田修二の兄・陽一は海軍中尉で昭和19年に戦死している。

水漬きつつ死にたる兄よ死なざりし我は戦後の海に佇ちゐる
               『渚の日々』

死者の記憶を抱えつつ生きる戦後とは、どのようなものだったのだろうか。

posted by 松村正直 at 12:54| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月26日

お知らせ

■砂子屋書房のHPの「日々のクオリア」で、佐藤弓生さんが『樺太を訪れた歌人たち』に触れて下さいました。ありがとうございます。

http://www.sunagoya.com/tanka/?p=15628

「ひとつのアプローチになることはわかりました」の「は」が重い問い掛けになっている。「ちょっとため息まじり」もその通りで、樺太について考える時には常に負の歴史の側面が伴う。

■中西亮太さんのブログ「和爾、ネコ、ウタ」で、「六花」VOL.1に私が書いた「ツンデレからデレデレへ」を取り上げていただきました。ありがとうございます。

http://crocodilecatuta.blog.fc2.com/blog-entry-325.html

「六花」は六花書林が刊行した雑誌。良い意味でバラエティ豊かな文章が集まっている。定価700円。http://rikkasyorin.com/syuppan.html
皆さん、どうぞお読みください。

posted by 松村正直 at 10:40| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

事務所フェスタ御礼

昨日は塔短歌会事務所開所5周年記念の「事務所フェスタ」へ。

朝8時半に事務所について、9時から11時まで「朝から歌会」(参加者18名)、11時から16時まで「京都御苑&御所吟行」(参加者22名)、その後、サテライト会場の「こどもみらい館」に行き、18時半からは事務所で飲み会。終了したのは22時過ぎ。

埼玉、千葉、福岡、金沢など遠方から来られた方、他結社の方や無所属の若い方も参加されて、賑やかで刺激の多い一日だった。

参加して下さった皆さま、スタッフの方々、ありがとうございました。

  P10503421.jpg


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2016年11月16日

事務所フェスタ

11月23日(祝)の「事務所フェスタ」が近づいてまいりました。
全部で50名くらいの方が参加される予定です。

プログラムAとBは、まだ少し席がありますので、参加を希望する方は、松村まで連絡してください。メールアドレスはチラシの左下に載っています。

夜7時からの飲み会は、当日参加OKです。会費2000円で、どなたでも参加できますので、ぜひお越しください。

また、事務所から徒歩5分の「こどもみらい館」でも、午後1時から5時まで部屋を借りて、歌集や「塔」バックナンバー等の無料配布などを行います。こちらも当日参加OKですので、お気軽にお立ち寄りください。

 事務所フェスタ.png

(大きなチラシが見られます)
事務所フェスタ.pdf

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2016年11月13日

カルチャーセンター

大阪、芦屋、京都でカルチャー講座を担当しています。
興味のある方は、どうぞご参加下さい。

◎毎日文化センター梅田教室 06−6346−8700
 「短歌実作」 毎月第2土曜日
  A組 10:30〜12:30
  B組 13:00〜15:00
   *奇数月を松村が担当しています。

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「はじめてよむ短歌」
  毎月第1金曜日 10:30〜12:30

◎朝日カルチャーセンター芦屋教室 0797−38−2666
 「短歌実作」 毎月第3金曜日
   A組 11:00〜13:00
   B組 13:30〜15:30
   *偶数月を松村が担当しています。

◎JEUGIAカルチャーセンター千里セルシ― 06−6835−7400
 「はじめての短歌」
  毎月第3月曜日 13:00〜15:00

◎JEUGIAカルチャーセンターKYOTO 075−254−2835
 「はじめての短歌」
  毎月第3水曜日 10:00〜12:00

◎JEUGIAカルチャーセンターMOMOテラス 075−623−5371
 「はじめての短歌」
  毎月第1火曜日 10:30〜12:30

◎醍醐カルチャーセンター 075−573−5911
 「初めてでも大丈夫 短歌教室」
  毎月第2月曜日 13:00〜15:00

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2016年11月10日

現代歌人集会秋季大会のお知らせ

12月4日(日)に京都で現代歌人集会秋季大会が開催されます。

大辻隆弘さんの基調講演、阿木津英さんの講演「芭蕉以後のうた〜玉城徹を考える」、第42回現代歌人集会賞授与式(虫武一俊歌集『羽虫群』)などが行われます。

皆さん、どうぞご参加ください。

(クリックすると大きくなります)
 現代歌人集会秋季大会2016A.jpg
 現代歌人集会秋季大会2016B.jpg
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2016年11月04日

事務所フェスタ

11月23日(祝)に京都の塔短歌会事務所にて、「事務所フェスタ」というイベントを行います。どなたでも参加できますので、お気軽にお申込みください。

各プログラムともに、まだまだ席が空いております。参加を希望する方は、松村まで連絡して下さい。メールアドレスはチラシの左下に載っています。

 事務所フェスタ.png

(大きなチラシが見られます)
事務所フェスタ.pdf

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2016年10月31日

伊藤桂一さん

『蛍の河』『静かなノモンハン』などの戦場小説で知られる作家、伊藤桂一さんが亡くなった。99歳。

以前、軍馬についての文章を書いた際に、伊藤さんの『私の戦旅歌とその周辺』を随分と参考にさせていただいた。伊藤さんは戦時中、騎兵聯隊の一員として中国大陸を転戦された方で、短歌も詠まれている。

騎兵の乗馬法は、上手に乗ることではなく、長く、怪我をさせずに乗ることである。作戦間に馬が脚を痛めたり、鞍傷を起こしたりすると、どうしようもなくなる。鞍を置く時には、馬の背と鞍下毛布との間に異物(それがきわめて小さな塵でも)がはさまれていないかどうかに細心の注意をする。

こうした細かな点などは、実際に体験した人にしか書けないところと言っていいだろう。

耳もてば耳持たせつつ頸(くび)を寄すこの馬といて征旅を倦(う)まず
曳光弾馬の鬣(たてがみ)とすれすれに迫りくるなり遮二無二駈くる
馬は草を食(は)みつつもふと耳を上ぐ聞きそらすほど遠き砲声
                   『私の戦旅歌とその周辺』

ご冥福をお祈りします。

posted by 松村正直 at 20:56| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月30日

北方領土のこと

12月のプーチン大統領の訪日を前にして、北方領土問題に何らかの進展があるのではないかといった報道があり、注目している。

と言っても、領土問題自体に関心があるわけではない。現実的に考えて、4島が一括で戻って来るなどということはあり得ないと思う。そもそも日本が主張する「日本固有の領土」といった表現は、いかにも島国の発想であって、国際的には何の力も持たないだろう。国境線は「動く」ものだ。

北方領土にしても、もとはアイヌの住む土地であり、「日本」の支配下に置かれたのは1855年の日魯通好条約以後のことでしかない。そこから1945年の敗戦まで90年。戦後のソ連・ロシアによる支配は既に71年に及んでいる。これで「日本固有の領土」などと言ってみても、仕方のないことだ。

それよりも私が期待するのは、何らかの妥結が図られて、北方領土に自由に行けるようになることである。現在、「政府は、日本国民に対し、北方領土問題の解決までの間、北方四島への入域を行わないよう要請しています」(外務省HPより)という状況で、元島民やその親族、マスコミ関係者などを除いて、原則として北方領土へ渡ることはできない。

「北方領土へ行ってみたい」
それが私の願いである。

昭和16年7月に、歌人で国会議員の吉植庄亮は北千島視察団の一員として千島を訪れ、帰りに択捉島にも寄っている。

択捉(エトロフ)までかへり来りて蒲公英もおだまきも百合も花ざかり季(どき)
流(ながれ)なす鯨の血潮なぎさ辺の波をきたなく紅くそめたり
夏駒といふは勢ふ若駒の駈り移動する五六十頭の群
                   『海嶽』

択捉島で見た捕鯨と野生馬の光景である。
この歌が詠まれてから75年。
今ではどんなふうに変っているのだろうか。

posted by 松村正直 at 08:30| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月25日

事務所フェスタ

11月23日(祝)に塔短歌会事務所にて、「事務所フェスタ」という
イベントを行います。参加申し込みの締切は11月5日(土)です。
塔の会員でなくても参加できますので、お気軽にどうぞ。

ちなみに私は「プログラムC」の吟行&歌会を担当します。
紅葉の京都御苑を一緒に散策しましょう!

 事務所フェスタ.png

(大きなチラシが見られます)
事務所フェスタ.pdf

posted by 松村正直 at 20:40| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする