2018年12月24日

「角川短歌年鑑」2019年版


島田修三・川野里子・大松達知・川野芽生・阿波野巧也の5名による座談会「生きづらさと短歌」を読む。率直な意見が交わされていて面白い。

印象に残った部分を引く。

阿波野 正直、近年の生きづらさについて話すことに僕はあまり気が乗らない、というか、ここに集まっている人たちって、いわゆるインテリ層なわけですよね。
大松 人間は選択肢があるのはじつはすごいストレスなんですよね。だから、スティーブ・ジョブズはそのストレスを感じなくて済むように毎日同じ服を着ていたと聞きます。
島田 社会への悪意だよね。
川野芽 というより、社会の悪意ですね。人間を社会にとって「有用」か「無用」かという尺度で選別しようという、社会に蔓延する圧力が噴出して、実際に人間に刃を向けた事件だと思いました。
川野里 「生きづらさ」はテーマとして大事だけど、注意深く取り組まないと個別の生がそこに埋もれてしまう、それも怖い。

そもそものテーマ設定に対しては疑問があるのだが、話の中身は深い。

posted by 松村正直 at 08:50| Comment(2) | 短歌誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「3回目」啄木、誕生!
毎回楽しみに拝読。
一枚目の写真、いいですね。
Posted by 豚肉を揚げる音 at 2018年12月26日 00:14
いよいよ、本編スタートという感じです。
誕生から死までの流れを順番にたどっていく予定です。
途中に脱線も挟むことになると思いますが。
Posted by 松村正直 at 2018年12月26日 22:59
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