2017年03月26日

青柳町

昨日の読売新聞朝刊の編集手帳に、こんな話が載っていた。

ずいぶん昔、青柳町という土地を知りたくて、そのためだけに津軽海峡を渡ったことがある。〈函館の青柳町こそかなしけれ/友の恋歌/矢ぐるまの花〉。石川啄木の歌に誘われて、である。

歌に誘われて津軽海峡を渡るなんて、ロマンチックだなと思う。
そして、この歌にはそれくらい人を惹きつける力があるのだとも思う。

なにしろ、私が短歌を始めたきっかけもこの1首なのだ。
1996年の初夏、まだ25歳だった頃のことである。

この歌については、以前このブログでも触れたことがある。
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138820.html
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138821.html

啄木に触れて短歌を始めた者として、いつかは自分なりの啄木論を書いてみたい。そういう思いが最近とみに強くなってきている。

posted by 松村正直 at 17:25| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「音の響き」のよさ、については目から鱗でした。子供たちが小学生の頃、函館を家族旅行で訪れて、長男が石川啄木の「たわむれに母を背負いて…」の歌に触れ、「軽きに泣きて」を「重きに泣きて」にかえて私をからかって喜んでいたのも、啄木の短歌の、小学生にも覚えやすい音の響きのよさにあるのかなあと思いました。
そんな長男も今夏、父になります(*^^*)
Posted by 藤田咲 at 2017年03月27日 14:54
覚えやすい歌を作るというのは、簡単なようで意外と難しいものです。単なる語彙の問題ではなく、やはり音の響きや韻律の良さが大きなポイントになっている気がします。

お孫さん(?)楽しみですね。

Posted by 松村正直 at 2017年03月28日 06:54
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