2012年02月25日

土木学会編『日本の土木遺産』


副題は「近代化を支えた技術を見に行く」。

土木学会が選定した選奨土木遺産約200件の中から、40件を選んで紹介した本。北は北海道の「稚内港北防波堤ドーム」から、南は鹿児島の「七窪水源地」まで、全国各地の鉄道施設、橋梁、隧道、貯木場、堰堤、灯台などが取り上げられている。

1件につき4ページという少ない分量であるが、カラー写真も豊富で、素人でも楽しく読むことができる。工法や専門用語に関する解説がもう少し欲しいところだが、これは分量的に見て仕方がないかもしれない。

今回、初めて知って驚いたのは、琵琶湖疏水の建設で(京都では)有名な田辺朔郎が、北海道の旧狩勝線の立案にも参加していたことだ。石狩と十勝の境に「狩勝峠」という名前を付けたのも田辺朔郎らしい。

選奨土木遺産は毎年新たな選定が行われ、贈呈式は11月18日の「土木の日」に行われているとのこと。何の説明も書かれていないが、この日が「土木の日」になった理由はすぐにわかった。

2012年1月20日、講談社ブルーバックス、1000円。

posted by 松村正直 at 00:21| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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