2012年02月23日

「短歌研究」2012年3月号

カラーグラビア「現代の歌枕」は佐藤通雅さん。
「みちのく 東北」を取り上げて、その中で次のように書いている。
 ところで、みちのくが中央の〈植民地〉的存在であることは、過去のことではなかった。3・11によって図らずも〈植民地〉状態はさらけ出された。首都圏の電力は福島から送られていた。その福島が多大な被害をこうむり、なお継続中だ。「福島の復興なくして日本の復興なし」の掛け声があがるものの、首都圏もどこも、わが身を不利にしてまで救おうとはしない。みちのくは、こういう理不尽を何度でも体験してきた。

こうした根強い不信感が、佐藤さんの根底にはあるのだろう。

その気持ちはよくわかるのだが、一方でこうした図式の持つわかりやすさ、単純さといったものに対して、私は慎重でありたいと思う。

posted by 松村正直 at 07:08| Comment(0) | 短歌誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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